天使は夢を謳う 1 ページ1
.
胸元で青いリボンが風に靡く。
『 零さん 、おめでと 』
聞こえないように小さく呟いた。
昼休み 、誰もいない校舎裏で風に向かって。
本人に言える筈なんてなくて 、
きっと生徒会室でドヤ顔してるであろう
彼を頭に浮かべていた 。
｢ Aじゃん ｣
『 ＿＿＿凛月くん 』
後ろから肩を叩かれて振り返ると凛月くんがいた。
零さんの弟、似た紅い瞳に見つめられて恥ずかしい。
｢ またお兄ちゃんのこと？ ｣
『 ＿＿＿＿ ん、う、ん 』
＿＿＿＿ そっか、って呟いて彼は空を見上げた。
｢ お兄ちゃん、好きな子いるってよ ｣
『 ＿＿＿＿そっか 、って、え 』
頭、真っ白になりかけた。
｢ だから、頑張って
＿＿＿＿じゃないと、俺 ＿＿＿＿＿＿＿＿ ｣
＿＿＿＿ Aのことが欲しくなる 。
.
手に持っていた いちごみるくが音を立てて落ちて零れた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 599人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
白城あろ(プロフ) - 零さん» コメントありがとうございます！零さん推しの方にそう言ってもらえて光栄です！ (2017年9月23日 19時) (
レス) id: 411fdf32c4 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 面白かったです！私零推しだったんで嬉しかったです！ (2017年9月23日 18時) (レス) id: a0d5418a2e (このIDを非表示/違反報告)
白城あろ(プロフ) - 寂しがりやの泣き虫テディベアさん» 凛月くんも零さんも書けてますかね；；；； 手探りで頑張って書いているので、お言葉嬉しいです！ありがとうございます！ (2017年8月20日 22時) (レス) id: 411fdf32c4 (このIDを非表示/違反報告)
寂しがりやの泣き虫テディベア - あ〜…りっちゃん好き。でも零さんもかっこいいです！続きがすごくきになるっ！！更頭頑張ってくださいね！楽しみにしてます♪ (2017年8月4日 16時) (レス) id: 799577fb0d (このIDを非表示/違反報告)
白城あろ(プロフ) - 始まりさん» 嬉しいコメントありがとうございます！！頑張りますす (2017年8月3日 23時) (レス) id: 411fdf32c4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：白城あろ
| 作者ホームページ：
作成日時：2017年7月28日 18時
