守沢千秋が私を嫌いな理由【守沢千秋】

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『 意味がわからない … 』


「 俺らにももりっち惚気けてたよ 、ね〜？」


翌朝、守沢くんの机の上には鞄が置かれていて。
きっと朝練なのだろう、その姿は見えない。



「 あいつ前からAの話ばっかしててさぁ
＿＿＿＿いつからか、名前すら出さなかったけど」


瀬名くんがその言葉の後に呟いた 、名前出さなかったのいつからだっけ と。



『 瀬名くん思い出してください！
そしたら、原因がわかって万事解決だよ』

「 ちょ〜うざい、まぁ今考えてるけど 、」



はぁ、とため息をつきながら窓から外を眺めると朝練をしている陸上部のアドニスくんと光くん、ママさんが見える。嵐ちゃんの姿はないけれど、彼らは楽しそうに話をしたと思いきや突然走り出した光くんを捕まえようと追って走り出す。

ぶっ、と思わず吹き出して笑うと きもちわる、と瀬名くんに言われて イラッとしてしまう。



「 思い出した 」



そう声を上げたのは瀬名くんではなく羽風くんで。





「 もりっちが放課後に普通科の人に呼び出された次の日 、せなっちも覚えてるでしょ？」


「 ＿あ 、Aに声をかけようとした後躊躇ってたっけか」



名前呼ぼうとした瞬間、急いで自分の口を手で塞いでた不審な日 、と羽風くんは思い出したことが嬉しいのか声をあげる。


「 せなっち、協力してもりっちとAちゃんをもとみたいな関係にしようね 」




そう言う羽風くんに瀬名くんは面倒そうに頷いた。





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