１４幕 ページ15
温泉onICE当日＿＿
長谷津はものすごい人の量で溢れていた。
アイスキャッスルはせつ が 忙しいらしく
優「Aちゃん、人手足りなくて...」
と今朝電話が優子さんからきて飛び起きた。
『席は間を空けないで座ってくださいね〜』
只今お手伝い中です。
「あら、Aちゃん背が伸びたなぁ。久しぶりやね」
なんて地元の方に声をかけられる。
だがしかし、
「“日本の妖精”じゃん！優勝おめでとうございます」
長谷津じゃない所から来た方々は私を取り囲んだ。
スマホが一斉にこちらを向き、
みなさん席に座らない。
『私のことはともかく＿席に＿＿』
何故か人だかりは増え声がかき消される。
助けて優子さん、豪さん、空栩流、流譜、流麗...
人混みは
動く。
その隙間から
お兄ちゃんがすこし離れたところで
インタビューされてた。
あれ、ヴィクトルもいるのに、ユーリくんは...？
ユーリくんのことも気になり
後ろから出ようとしても人 。
と、その隙間から白い手が伸びてきた。
迷わず掴む、と同時に引っ張られ
何人かの人に体当たりした、ごめんなさい。
ユ「＿＿ったく、世話が焼けるやつ」
『あ、あ、あ、アガペー...』
手をひいたのは、紛れもなくユーリくんで
衣装が眩しく反射している。
ユ「こっち、来い」
彼はあの日のように私の手首を掴み
ヴィクトルとお兄ちゃんのもとへ走り出す
天使に手を引かれているみたいだ。
日本の妖精なんて言われるけど、
この子は妖精そのものなんじゃないかな。
口は悪いけど、憎めない子だ。
ユ「なぁ、一度しか言わねぇから聞け」
お客さんたちは
ユーリ・プリセツキーが急いでいるぞ。と
道をあけてくれる、ありがたい。
『何＿＿？』
「俺、
agapeさ、じいちゃんのこと想ってみる。
後、
でも じいちゃん だけじゃなくてさ
お前のことも想うから 、
お前には カツ丼のことも
ヴィクトルのことも
見惚れる暇はねぇんだよ」
『＿＿ｯｯ！』
言葉はまた出なかった。
そういうことなのかもしれない。
そういう感情なのかもしれない。
＿＿＿＿
順位がつきました。
ありがとうございます。
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激辛麻婆豆腐 - めっちゃおもしろかったです！チョーキュンキュンしました！ (2017年3月20日 1時) (
レス) id: cc27979344 (このIDを非表示/違反報告)
ふしゃまじゃ(プロフ) - あと終えないじゃなくて得ない、ですね！初コメなのに連投&指摘失礼しました、これからも応援してます！ (2017年3月18日 22時) (レス) id: 3919e8429d (このIDを非表示/違反報告)
ふしゃまじゃ(プロフ) - 凄い面白いです…！もうユリオがマジユリオでユリオがやばい(語彙力) キュンキュンしてます……！ あと12幕のところなのですが、続けざるを終えないだと嫌々続けてる、という意味になり、不本意ながらやめる、という意味なら止めざるを得ないとなります (2017年3月18日 22時) (レス) id: 3919e8429d (このIDを非表示/違反報告)
白城あろ(プロフ) - 猫かぶりアリスさん» そんなお言葉...光栄すぎます！感動していただけるなんて、小説書いてよかったです。続編もお楽しみいただけたら嬉しいです！受験も頑張ります！ありがとうございます！ (2016年12月28日 13時) (レス) id: c38e970c2b (このIDを非表示/違反報告)
白城あろ(プロフ) - ☆アリア☆さん» ありがとうございます！！誤字がっ...直しますね。また誤字ありましたらお願いします！ (2016年12月28日 13時) (レス) id: c38e970c2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白城あろ
| 作者ホームページ：
作成日時：2016年12月2日 19時
