[ハリポタ]闇の中の光の一筋[賢者の石]

プレゼント ページ17

ロンはマルフォイの胸ぐらを掴んでいた手を離した

ロ｢スネイプ先生、喧嘩を売られたんですよ。｣
ハグ｢マルフォイがロンの家族を侮辱したんでね。｣

ハグリッドがロンをかばったが、だからといってスネイプ先生は許してくれる人ではない。

セ｢そうだとしても喧嘩はホグワーツの校則違反だろう、ハグリッド。ウィーズリー、グリフィンドールは5点減点。これだけで済んで有り難いと思うことだ。さぁ諸君、さっさと行きたまえ。｣

マルフォイ達がニヤニヤしながら乱暴に木の脇を通り抜け、針のような樅の葉をそこらじゅうに撒き散らした。

セ｢サリオンはここに残れ。｣
『え?!』
ハ｢どうして彼女だけですか。｣
ハー｢私達このあと予定が――…｣
セ｢諸君には関係の無いことだ。｣
ハ｢ですが――…｣
『分かりました。』
ハ･ハー･ロ｢｢｢え？！｣｣｣
『先に行ってて。後で追いつくから。』
ハ｢う、うん。分かった。皆、行こう。｣
ハー｢え、ええ｣

ハグリッドと３人が去った後、教室に戻り私から話しかけた。

『私に何の用ですか？』
セ｢……怪我の件だ。まだ礼を言っていなかったな。｣

そう言うと小さな箱を渡してきた

『…これは？』
セ｢中を見ればわかる。｣
『…開けても？』
セ｢構わん。｣

そう言って私に背を向けた
そっ…とリボンを外し箱を開けると
シンプルで綺麗な眼帯が入っていた。

『……。』
セ｢気に入らなかったならば捨てろ。｣
『……いえ…これって、過去の私の眼帯ですか？』
セ｢同じデザインだが新品だ。｣
『……』ｽﾞｷｯ…！
セ｢…？…サリオン？｣
『頭…が……いた…い』

――…
『はい！セブ。』
セ｢それはなんだ｣
『クリスマスプレゼントだよ！』
セ｢そんなくだらない事か。｣
『くだらないって何よ！』
セ｢…はぁ…カップルが人目を気にせずイチャイチャする日がくだらない以外に何があるんだ。｣
『むぅ…確かにくだらないけど…』
セ｢で、それは何だ。｣
『ん？ああ、これ？魔法薬学[上級者編]って言う本があったから買ってみたけど、クリスマスがくだらないって言うなら…捨てよっかな…』
セ｢…なっ！｣
『なんてねー！はい、どうぞ！』
セ｢…チッ…｣
『その代わりに…プレゼント頂戴？』
セ｢ふん…そこにあるだろう。｣
『へ？これ？何が入ってるの？』
セ｢中を見ればわかる｣
『……眼帯？』
セ｢気に入らなかったなら捨てろ｣
『……ううん。嬉しい！ありがとう！』ギュッ
セ｢なっ！…離れろ！｣
『えへへー！』
――…

ドキドキ…？→←嫉妬

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