[ハリポタ]闇の中の光の一筋[賢者の石]

視線 ページ13

試合が再開されると、私をマークされスリザリンの選手から逃げるので精一杯だった。そんな中、

ジ｢さて今度はスリザリンの攻撃です。チェイサーのピュシーはブラッジャーを二つかわし、双子のウィーズリーをかわし、チェイサーのベルをかわして、物凄い勢いでゴ…ちょっと待ってください――あれはスニッチか？｣

――ｻﾞﾜｻﾞﾜ――

敵のエイドリアン･ピュシー先輩は、左耳をかすめた金色の閃光を振り返るのに気を取られて、クアッフルを手放してしまった。私はゴール近くにいる事は見えていたので、落としたクアッフルを難なく取ることが出来た。

これなら箒で飛ばしても…入るかな…？

周りの敵チームのチェイサー達はスニッチに気を取られて眺めていた。両チームのシーカーがスニッチに向かって飛んでいた。

『よい…しょっ！』

反動をつけてクアッフルを箒で飛ばすと、
見事リングの中に入った。

ジ｢…ファインプレーです！サリオン選手が箒で打って、クアッフルをゴールに入れました！｣

敵チームの選手は、はっ！と我に返り自分の陣地を振り返り、青ざめた顔で私を見た。

『まだ試合中ですよ？ぼんやりしないで下さい。』

と言うと思いっきり睨まれた。それを無視してハリーを見ると相手のシーカーと競い合っていた。

――ゾクッ…―

急に視線を感じ、気配を感じた方向を向くと職員席があった。

…嫌な予感がする…当たって欲しくは無いけれど…

急にグリフィンドールから怒声が聞こえた。ぱっとハリーの方を向くとハリーが危うく壁にぶつかりそうになっていた。

『ジョージ！何があったの？』
ジョ｢フリントの奴がハリーの邪魔をしたんだ！あれは明らかな反則だ！｣
『…ふーん。反則ねぇ…』
ジョ｢あ｣ﾏｽﾞｲ…
『後でお仕置きしなきゃだね。』闇ﾆｺｯ
ジョ(…ドンマイ…フリント。ハリーより痛い目に遭いそうだ…)

フーチ先生がフリント先輩に厳重注意を与え、グリフィンドールにゴールポストに向けてのペナルティ･スローを与えた。

ジ｢えー…誰が見てもはっきりと胸糞の悪くなるようなインチキのあと……｣
マ｢ジョーダン！｣
ジ｢えーと、おおっぴらで不快なファールのあと……｣
マ｢ジョーダン、いい加減にしないと―…｣
ジ｢はい､はい､了解。フリントはグリフィンドールのシーカーを殺 しそうになりました。誰にでもあるようなミスですね、きっと。そこでグリフィンドールのペナルティ･スローです―…｣

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