嘘をつく勇気・真実を言えない弱さ ページ2
クィレル先生はトロールを見た途端、へたりこんでしまった。
……先生なのにそんなに驚くでしょうか…
スネイプ先生はトロールの顔を覗きこみ怒った顔でこちらを向いた…マクゴナガル先生は唇が蒼白でハリー達を見据えていた。あそこまで怒った顔は見たことがない。
マ「一体全体、あなた方はどういうおつもりなのですか」
ハリーとロンは表情が凍りつき、ロンを見ると杖を振り上げたままの格好で立っていた。
マ「殺 されなかっただけでも運が良かった。寮にいるべきあなたがたはどうしてここにいるのですか?」
……あ…スネイプ先生…足…怪我して…
セ「…!」バッ!
足の傷口を見ていると、長いローブで隠された。顔を上げると、どこか焦ったような表情で私を睨んでいた。
ハー「…マクゴナガル先生。聞いてください――2人とも私を探しに来たんです。」
マ「Ms.グレンジャー!」
ハー「私がトロールを探しに来たんです。私…私1人でやっつけられると思いました――あの、本で読んでトロールについては色んなことを知っていたので」
ロンが杖を落とした。あのハーマイオニーが先生に向かって真っ赤な嘘をついている…
ハー「Aは私を止めようとしてくれました。だけど、私が言うことを聞かなくて、心配だからって言って付いてきてくれました。それにトロールから庇ってくれました。」
…私もう…泣きそうです…ハーマイオニーを守れて良かったです…
ハー「それに2人が来てくれなかったら私達、死 んでいました。ハリーは杖をトロールの鼻に杖を刺し込んでくれて、ロンはトロールの棍棒でノックアウトしてくれました。2人とも誰かを呼びに行く時間がなかったんです。2人が来てくれた時はAが殺 される寸前で…」
えっ!私ですか?!まあ…確かに危なかったですけど…
ハリーとロンがその通りです、という顔を装った。
確かにハーマイオニーが折角嘘を付いてくれたのだから…乗らないわけには行かないでしょう…
マ「まぁ…そういう事でしたら…」
マクゴナガル先生は私たちをじっと見た。
マ「Ms.グレンジャー。なんと愚かしいことをたった1人でトロールを捕まえようなんて、そんな事をどうして考えたのですか?」
ハー「…」
……規則を破る子じゃないのに……本当はプライドを傷つけて嘘までついて私たちを庇おうとしてくれている優しい子なのに……
ご自愛くださいませ。→←ハー:最近、私の扱いがひどいわ…ice:…ごめんなさい…これでも丁寧に扱っているつもりです…
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ice(プロフ) - MMさん» コメントありがとうございます!喜んでいただけて嬉しいです!もっと面白くできるように頑張りますね! (2016年7月3日 7時) (レス) id: 3c37d3bfaa (このIDを非表示/違反報告)
MM - iceさん» こんちはです!凄いおもろいです!頑張って下さい! (2016年7月3日 5時) (レス) id: e6b850aa49 (このIDを非表示/違反報告)
ice(プロフ) - 貝の怯え*リュフィーネさん» コメントありがとうございます!……そうですね…一人称を変更できるように設定しておきます!貴重なご意見ありがとうございました! (2016年7月1日 16時) (レス) id: 3c37d3bfaa (このIDを非表示/違反報告)
貝の怯え*リュフィーネ - あ、でも親世代の時代では僕がいいです( ・ω・) (2016年7月1日 14時) (レス) id: 2fca820d76 (このIDを非表示/違反報告)
貝の怯え*リュフィーネ - はじめましてです!ストーリーの展開が面白いです!更新応援しております!!(あと、私個人的には スネイプ先生は 対外的には「我輩」心の中での一人称でice様の好きな一人称でどうでしょう......教授の我輩呼びすごく好きなんです、心を閉ざした感じがなんとも...w (2016年7月1日 14時) (レス) id: 2fca820d76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ice | 作成日時:2016年1月25日 0時