¢。９３。¢ ページ3
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○「…俺らのこと、わかる？」
「、//」
△「ほら、きのう一緒にバーベキューや花火やったじゃん」
「は、はぃ//」
□「よかったー。知りません、とか言われなくて(笑)」
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賑やかな男の子たちの声に圧倒されて
どうしたらいいか戸惑っていると
その中のひとりが、照れくさそうに口を開いた。
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○「…ゃ、// 俺ら、小林さんのこと可愛いなぁって//」
「…、」
△「ね、一緒に遊ばない？」
「、で、でも、//」
□「小林さん、まだ泳いでないでしょ？海行こうよ」
「、ま、// 待っ、」
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捲し立てるように話しかけられて
戸惑ってまごまごしてるうちに
突然、座り込んでた腕を掴まれて…
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「、…っ」
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急に、怖くなった
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顔を知らないわけじゃないけど
名前もわからないし、きのう顔を合わせたばかりだし
こんな遠くまで来たら
潤くんもリコちゃんも、きっと助けてくれない
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嫌、だ…
どうしよう…
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掴まれた腕に感じる体温は
きのうの大野くんのそれとは、全然違って
でも、その力強さは
紛れもなく、男の子のもので
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怖くなって、涙が滲んで
俯いて、ぎゅっと目を瞑ったら＿＿＿＿
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智「……A、ちゃん？」
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鼓膜を揺らした、その声に
はっと顔を上げた
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智「…悪ぃけど、」
「……」
智「…Aちゃん、…人見知りだし、」
「……」
智「…それに、…Aちゃん、泳げねぇし、」
「…、」
智「…日焼けすると、真っ赤になって痛くなっから、」
「…、、」
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きのう、私が話したことを
大野くんはちゃんと覚えていてくれて
少し気まずそうに、首の後ろに手を当てながら
ぼそぼそと話す姿に、涙が溢れる
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○「、ごめんっ、そんなやだった？」
「、ちが、…っ」
○「…、」
「…ごめんなさ、」
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掴まれていた腕が、ゆっくりと放されて
サッカー部のお友達は困った顔して去っていった。
止まらない涙は
怖くて仕方なかったことと
ほっとして心が緩んだことと
大野くんが、助けてくれたことと
私のことを、少しでも気にかけてくれてたこと、と…
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ハルキ(プロフ) - カピバラさん» カピバラさん、初めまして(*´ω｀)♪このお話を読んでくださってありがとうございます。もう少しで移行できそうなので、今しばらくお待ちくださいね。いつもお待たせして申し訳ありません(>_<) (2015年9月13日 22時) (
レス) id: b6e2b0db31 (このIDを非表示/違反報告)
カピバラ - 私、このお話大好きです！！いつも新しいお話が書いてないかわくわくして待ってます！！キュンキュンさせてください！！ (2015年9月9日 21時) (レス) id: 22c6847158 (このIDを非表示/違反報告)
ハルキ(プロフ) - るかさん» るかちゃん、いつもありがとう(*´ω｀)♪暗い夜道をひとりで歩いたら危ないよ！なるべく明るい道を通って帰ってね(←母親気分) そして次章からもﾄﾞｷﾄﾞｷｷｭﾝｷｭﾝがお届けできるように、おばちゃん頑張ります(笑) (2015年8月29日 17時) (レス) id: b6e2b0db31 (このIDを非表示/違反報告)
るか(プロフ) - こんなにも心を動かされる小説を見れて、私は幸せでございます。いろいろと頑張ってください笑 freestyle買えましたよ笑うふふふ (2015年8月23日 8時) (レス) id: 8eaa22d047 (このIDを非表示/違反報告)
るか(プロフ) - こんばんわ、るかでごさいます。ハルキ先生!!今回もどきどききゅんきゅんなお話をどうもありがとうございますです!!!!バイト帰りの癒しになりました!!!!一人暗い夜道をニヤニヤしながらたぶん読んでました笑誰か人に見られたら変質者あつかいされそうだなこりゃ笑 (2015年8月22日 22時) (レス) id: 8eaa22d047 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハルキ
| 作成日時：2015年3月2日 14時
