侍の国で鬼達と暮らします(二)【鬼滅の刃】【銀魂】

九十三：家賃は払えよ馬鹿野郎 ページ6

無惨side


無惨「それで縮れ毛、お前らはなぜ真昼間からスナックの掃除を？」



雑巾を絞る小娘と床を掃いている眼鏡の小僧、そして素知らぬ顔でサボりを決め込んでいる縮れ毛を一通り見てから尋ねる。


顔を顰めながら「いい加減縮れ毛って呼ぶのやめろ!!」と言われたが知ったことか。


そして代わりにこの店の店主であろう女が説明をする。



お登勢「コイツら家賃を払わないくせして一丁前に構えてやがるから、払わないなら働けってことで掃除させてんのさ」


無惨「……要するに穀潰しか」

『お前も一歩間違えたら穀潰しだよクソが』

無惨「何だと……？」



一言余計なこの女の頬を片手で掴むと、溝尾に膝蹴りを叩き込まれそうになった。つくづく凶暴な女だと思う。



『それにしてもアンタが素直に降りてくるなんて珍しいこともあんのね……天地ひっくり返るんじゃない？』


銀時「オメー俺のことなんだと思ってんだ!?……鍵開けされて引きずり出されてこのザマよ」


『鍵開けって……お前とられる財産ねーだろ』

無惨「家賃も払えん能無しでは取るもんもないだろう」


銀時「お前らもう籍入れちまえよ、お似合いだよ」



舌打ちしつつとんでもない発言をするこの男に私は鳩尾に蹴りを入れ、隣の女は胸ぐら掴んで圧をかけている。


……ヤクザじゃないか。



『テーメェ、そんなに手足切りそろえられてーか？この天パ引き裂いてコンクリ詰めにして海に沈めてやろうか？』


銀時「何で俺の周りってこんな恐ろしい女しかいねーんだよ!!!」


無惨「哀れだな縮れ毛、お前はこの女にカスほどにも好かれていないわけだ」


銀時「うるせーよ!!!」

九十四：物好きでもいいじゃないか→←九十二：スナックには夜に行きなさい

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