侍の国で鬼達と暮らします(二)【鬼滅の刃】【銀魂】

百十四：思いもよらない再会は心臓に悪い ページ27

無惨「……あれは放って置いていいのか？」


『……いいんじゃないかな…もう…』



射的をやりに来て始めたはいいものの、神楽ちゃんは何故か景品にもなっていないマダオのグラサンやら何やらを狙い撃ちし始めた。


というか、たかが射的用の鉄砲とコルクでなぜグラサンが割れるのか疑問でしかない。


そしていつの間にか真選組のベビーフェイスまでもが乱入し、もはやどちらが多くマダオの所持品を壊すことが出来るかの戦いになっているし。


そして、私は景品の宇宙怪獣ステファンのぬいぐるみを横抱きにしながら。無惨と黒死牟は哀れみの目を向けながらそのマダオが完膚なきまでに狙われ続ける勇姿(サマ)を見ていた。


ぶっちゃけ見る価値もなかったけど。



無惨「……あのマダオとかのことはどうでもいいが…お前のとったその景品…どこかで見たことあるな」


黒死牟「……そういえば…」


『言われてみれば…なんか頭痛してきたんだけど……あ、ヅラの』





3人｢｢『…………エリザベス』｣｣



思い出した、思い出したよ…


これ、ヅラのペットのエリザベスに似てるんだよ…


何となく微妙な心境になった私は、黒死牟が抱いている吉次郎にステファンを見せてみる。


そしたら吉次郎は、あろう事か爪研ぎと勘違いしガリガリビリビリとステファンを引っ掻き始めた。


ぎゃああああ！ステファンーーー!!!


いや、もう別にいいか…さよならステファン。


見るかげもなくボロボロにされていくステファンを眺めていると、道行く人のうちの一人にぶつかる。



『あ、すみま……せ…』



笠をかぶり、包帯で片方の髪は隠されやや紫がかった髪を持った男…


何故、ここに…!?



『た＿＿』


「悪ぃなぁ、ぶつかっちまって…怪我はねぇかい？……不死(しなず)の神子(みこ)」




間違いない、こいつは私の事を知っている。



私の呼び名を知っていた…



人違いなんかじゃない…




攘夷四天王の1人にして…攘夷志士の中で最も過激な男……






高杉 晋助だ＿＿＿

百十五：今どき仇討ちなんて流行るわけない→←百十三：射的は人に当てるもんじゃないんだけど

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す