進む策戦・進む計画 ページ42
タブレット端末、ある?』
「…終わったぞ。はいこれ。タブレット端末。これで、良かったか?で、次アサノ。蘭、席変われ。」
ルオに促されるまま、アサノと席を変わった。とさっ…と席に着くと…自分の髪に触れた。
ルオによって、綺麗に切り揃えられた髪の毛…あのどっしりとした髪の毛の重みが無い分、何処か身軽だった。
『…上手にやるよね…ルオ。過負荷のせい?まぁ…いいや。今後の話をしようか。
弾薬は、どれくらい集められた?どれくらい、籠城できそう?』
「…そうだね…常に弾薬を消費するとして、持って二週間…持たなくて、一週間と言ったところかな。
無論、途中で弾薬を買いに行けるとすれば、もうちょっと長くはなるんだけど。
食料の方はあんまり買い溜めはできないし…ルームサービスは使いたく無いよね。だったら…ぅぅん…」
ルオに髪を切り揃えられつつ、そう答えた。
「…メイク用品を買ってきた。変装すれば、少しはバレないだろう。それに…監視カメラを、ここからハッキングすることも可能だ。
だから…あまり低めに見ずとも良いと思うぞ。」
と、ルオからの助言が飛んできた。思考時間は充分あった。だから…
『…あいつと一度だけ、電脳でコンタクトを取ろうと思うよ。
後は…あいつがどう動くか…だけど。どれくらい、回線を繋げそう?』
「…3分、長くて5分。」
少し考えつつ、そう答えた。だから…
『…重畳。では、今日の夜、決行しましょ。そのための準備を…整えなくちゃ!』
………………………………………………………
「…さて…と。それじゃあ…確認のため、蘭の家の鍵、それと、蘭から渡されたキーホルダーをみせて貰えるか?」
「あ、はいっ!これですよね…」
そう言いつつ、僕と灯油さんは、キーホルダーと、蘭さんの家の鍵を出した。
「…はぁん…まぁ良いか。えーっと…どこにしまったかな…」
そう言うと、後ろの戸棚を漁り始めた。僕と灯油さんは、そのまま、固まっていた。
数分が、経っただろうか。
「…あぁこれだ。えーっと?こっちが灯油で…こっちがまふまふか。
この手紙が…蘭のLastMessage…にならねぇ様に、努力はする。だが…確率は、限りなく低いぜ。零と言っても良いだろうな。」
「…蘭が…どこにいるか、知っているのか…!?」
驚愕した様に、灯油さんがそう聞く。
「…あぁ。俺は、どうして蘭がこんな風に…
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カンナ(プロフ) - どっちもきになりますがハッピーエンドが見たいです!!。ただもし余裕があるのなら分岐点を作ってハッピーバッドどちらも書くのがいいかと思います(自分がどっちのエンドも気になってるだけですすみません;)これからも更新楽しみにしています。頑張ってください^^ (2014年5月17日 14時) (レス) id: 86dbfd6970 (このIDを非表示/違反報告)
persepone(プロフ) - ハッピーエンドでお願いします!! (2014年5月17日 4時) (携帯から) (レス) id: 289cdd45b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鋳薔薇 | 作成日時:2014年1月1日 15時