検索窓
今日:16 hit、昨日:2 hit、合計:34,954 hit

進む策戦・進む計画 ページ42

タブレット端末、ある?』

「…終わったぞ。はいこれ。タブレット端末。これで、良かったか?で、次アサノ。蘭、席変われ。」

ルオに促されるまま、アサノと席を変わった。とさっ…と席に着くと…自分の髪に触れた。

ルオによって、綺麗に切り揃えられた髪の毛…あのどっしりとした髪の毛の重みが無い分、何処か身軽だった。

『…上手にやるよね…ルオ。過負荷のせい?まぁ…いいや。今後の話をしようか。

弾薬は、どれくらい集められた?どれくらい、籠城できそう?』

「…そうだね…常に弾薬を消費するとして、持って二週間…持たなくて、一週間と言ったところかな。

無論、途中で弾薬を買いに行けるとすれば、もうちょっと長くはなるんだけど。

食料の方はあんまり買い溜めはできないし…ルームサービスは使いたく無いよね。だったら…ぅぅん…」

ルオに髪を切り揃えられつつ、そう答えた。

「…メイク用品を買ってきた。変装すれば、少しはバレないだろう。それに…監視カメラを、ここからハッキングすることも可能だ。

だから…あまり低めに見ずとも良いと思うぞ。」

と、ルオからの助言が飛んできた。思考時間は充分あった。だから…

『…あいつと一度だけ、電脳でコンタクトを取ろうと思うよ。

後は…あいつがどう動くか…だけど。どれくらい、回線を繋げそう?』

「…3分、長くて5分。」

少し考えつつ、そう答えた。だから…

『…重畳。では、今日の夜、決行しましょ。そのための準備を…整えなくちゃ!』

………………………………………………………

「…さて…と。それじゃあ…確認のため、蘭の家の鍵、それと、蘭から渡されたキーホルダーをみせて貰えるか?」

「あ、はいっ!これですよね…」

そう言いつつ、僕と灯油さんは、キーホルダーと、蘭さんの家の鍵を出した。

「…はぁん…まぁ良いか。えーっと…どこにしまったかな…」

そう言うと、後ろの戸棚を漁り始めた。僕と灯油さんは、そのまま、固まっていた。

数分が、経っただろうか。

「…あぁこれだ。えーっと?こっちが灯油で…こっちがまふまふか。

この手紙が…蘭のLastMessage…にならねぇ様に、努力はする。だが…確率は、限りなく低いぜ。零と言っても良いだろうな。」

「…蘭が…どこにいるか、知っているのか…!?」

驚愕した様に、灯油さんがそう聞く。

「…あぁ。俺は、どうして蘭がこんな風に…

偽りの手紙→←自分が自分に戻るため



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (6 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
15人がお気に入り
設定タグ:歌い手 , 灯油 , 鋳薔薇
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

カンナ(プロフ) - どっちもきになりますがハッピーエンドが見たいです!!。ただもし余裕があるのなら分岐点を作ってハッピーバッドどちらも書くのがいいかと思います(自分がどっちのエンドも気になってるだけですすみません;)これからも更新楽しみにしています。頑張ってください^^ (2014年5月17日 14時) (レス) id: 86dbfd6970 (このIDを非表示/違反報告)
persepone(プロフ) - ハッピーエンドでお願いします!! (2014年5月17日 4時) (携帯から) (レス) id: 289cdd45b3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:鋳薔薇 | 作成日時:2014年1月1日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。