3話DEATH★ ページ4
人間界でケーキ屋に向かっている途中、私はふと、前々からの話し相手の存在を思い出した。名はアンダーテイカーという。
アンダーテイカーは、葬儀屋兼情報屋をしており、色々な話を聞かせてくれる。だけど、かなりの変人だ。だが、とても面白く、信頼出来る。
「たまには顔、出さなきゃね」
と、独り言を呟きながら、ケーキ屋に行く前にアンダーテイカーのお店に行くことにした。
「アンダーテイカー、いる？」
大量の棺が並ぶ少し不気味な店内で、いるはずのアンダーテイカーに話しかける。すると、「おやぁ？珍しいねぇ。もしかして小生特性の棺に入ってくれる気になったのかい？」
と棺の中から登場してきた。アンダーテイカーらしいが、生憎私にそんな予定はないので素っ気なく返す。
「違うよ。こっちに用があってね。たまには顔でもだそうかなって思っただけ」
「ひっひっひっ、Aは優しいねぇ。なら、クッキーと紅茶でも出すから待っていておくれ」そう言われ、横になっている棺に腰掛けて待つことにした。
しばらくして骨型のクッキーとビーカーに入った紅茶をもって、アンダーテイカーがやってきた。「はい、どうぞぉ。小生特性のクッキーと紅茶だよ」
毎回思うけど、アンダーテイカーっていっつも語尾が伸びてるんだよね。そんな話し方で疲れないのだろうか。まあ本人がいいならいいか。
「ありがとう。やっぱり、アンダーテイカーの所に来たらこのふたつは欠かせないよねー」そう言いながらクッキーと紅茶を嗜む。
「うんうん、アンダーテイカーの紅茶はぬるくて飲みやすいからいいんだよね」と、独り言のつもりで呟いたのだが、「そうだろう？小生のこだわりのポイントだからね」
と返答が返ってきた。
そこ、こだわってたんだ。知らなかった…
その後、アンダーテイカーと小一時間ぐらい雑談をした後に、ケーキ屋に向かうことにした。
「アンダーテイカー。悪いけど、私大事な用があるから、今日はもう行くね」
「そうなのかい？寂しいねぇ。またいつでもおいでね」
少し寂しそうだが、送り出してくれたアンダーテイカーに可愛らしさを感じながら「わかった。近いうちにまた来るね。今日はありがとう」と言い、アンダーテイカーのお店をあとにして、ケーキ屋に向かった。
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じゃがりこ(プロフ) - 花音さん» コメントありがとうございます！面白いと言って頂き嬉しいです！ですが、花音さんの好きだった内容やストーリーではなくなっている可能性があります。絶賛内容変えまくってますので。ですが、読んで貰えるように頑張りたいと思います！！ (2021年1月22日 4時) (
レス) id: f0ba9e7299 (このIDを非表示/違反報告)
花音 - 初めまして♪凄く面白かったです( ≧∀≦)ノ続きがとても気になります( ;｀Д´)これからも応援してます(^○^) (2020年12月9日 0時) (レス) id: c9954f1e86 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - コメントくれると私のモチベが上がるんで…お願いします！＿○／|＿ 土下座 (2020年2月29日 22時) (レス) id: bcfa771ecf (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - 雫さぁぁん！！もうなんて嬉しいこと言ってくださるんですか？！そんなこと言われたら更新したくなるじゃないですか！でも今日は無理なので明日更新します！楽しみにしててくださいね！(*^^*) (2019年12月14日 21時) (レス) id: bcfa771ecf (このIDを非表示/違反報告)
雫 - とってもおもしろかったです！ グレルの妹なんて超私得！ 続き楽しみです！頑張ってください！ (2019年12月14日 9時) (レス) id: 6a2252008f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じゃがりこ | 作成日時：2019年11月7日 3時
