立ち上がる ページ6
A「ねぇ、ベルトルト。なんで訓令兵になろうと思ったの？」
ここにいる人たちは、特別な事情で来ている人はあまりいない
大体は兵士にならない男は弱虫だとか言われるからなった・・・という曖昧な理由が多い
ベルトルト「・・・故郷に、帰るためだよ。」
単純な理由
でも今は重要なことだ
A「そっか。帰るとこかぁ・・・。」
帰るところがあるというのは、羨ましい
私には、もうない
ベルトルト「Aは？なんで訓令兵になったの？」
A「私は・・・。」
巨人を殺すため
仇を、取るため
A「・・・調査兵団に、入るためだよ。」
あながち嘘というわけではない
調査兵団に入ろうと思っているのは本当だ
ベルトルト「調査兵団？Aは優秀なんだし、憲兵団に入れるんじゃないの？」
A「憲兵団は、絶対入らないと思う。」
「この心臓は王のために」
そんなこという人たちがアホらしく見える
人が怯えて、苦しんで、死んでいく時に
あいつらはのうのうと生きているんだ
私はそんな奴らに、心臓なんて捧げない
ベルトルト「・・・僕は、憲兵団志望なんだ。だから10番の中に入りたい。」
・・・この人は、優秀なのに
とても弱い
なんでこんな人が訓令兵になったんだろう
1度でも巨人を前に、戦う義務の精神が消えてしまったら
もう二度と、戦えない
弱虫だと言われて入ったのなら
きっと、後悔するだろう
周りの目を気にしたことで、自分の命を落とすことを
A「ベルトルト・・・貴方、大切な人はいる？」
唐突に、変な質問をしてみた
ベルトルト「大切な人？それはここにいる皆は大切だし、勿論君のだって大切な仲間だ。」
少し、自分の中でベルトルトを蔑むような感情が生まれた
A(憲兵団にはいるくせに)
A「じゃあ一つ忠告。本当に大切な人を守りたいなら、あまり人と関わらない方がいいと思うよ。」
いつか“大切な人”ができることに、後悔する
失った時、自分が相手の死を、まるで自分のせいであるかのように最期を見守らなくてはいけない時
その人が大切な人だったとしたら、もう立ち上がることなんて出来ない
ベルトルト「Aには、大切な人はいないの？」
A「・・・いたよ。」
たくさんいた
心から、大好きって言える友達や家族が
もう立ち上がることができなくても
私はもがいてもがいて、あいつらを殺してみせる
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aibo(プロフ) - miya*sさん» わーそうなったらめっちゃ素敵ですね！夢ですね( ^ω^ ) (2014年8月13日 23時) (
レス) id: 74b3ce534a (このIDを非表示/違反報告)
miya*s - aiboさんの小説、漫画化したいです！ (2014年8月12日 20時) (レス) id: c035ca63d6 (このIDを非表示/違反報告)
Reo(プロフ) - aiboさん» 大丈夫です〜話が面白いので！(*^_^*)ｂ (2014年1月10日 18時) (レス) id: e2078e744c (このIDを非表示/違反報告)
aibo(プロフ) - Reoさん» 一応2800くらいですけど、矛盾は見逃してください((((；ﾟДﾟ))))))) (2014年1月10日 17時) (レス) id: 0e885a8303 (このIDを非表示/違反報告)
Reo(プロフ) - 面白いけどこの場所にこの世に存在・・・？矛盾（（（（ (2014年1月10日 15時) (レス) id: e2078e744c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aibo | 作成日時：2013年6月24日 23時
