かっちゃんの秘密 ページ34
「ついに爆豪のこと、嫌いになったのか？…まあアイツもあんなんだから、仕方ないっちゃ仕方ない
けど…とにかく俺はアイツのところ行くから。またあのメガネと仲良くしとけよ」
じゃ、と手紙を拾ってAは早速自身の教室へと向かっていった。今日かっちゃんが登校するのを前で見たからだろう。
『 …出久？お前、爆豪のこと心配しないような奴じゃなかっただろ？』
さっきののAの言葉が頭の中で反響する。
…"全部"、Aのせいなのに。
拳を強く握った。その力の強さのせいで爪がくい込んでそこから血が零れ落ちていることにも気づかずに。
＊
「教室にいるの爆豪だけじゃん早ぇな…はよ」
廊下からドタドタと荒い足音が聞こえてくると思ったら、Aが呼吸を荒らげながら教室に入ってきた。
俺はその足音の主はAだとわかっていたため、別に驚いたりはせずに視線だけをAに向けた。
「…んでそんな走ってきたんだよ」
「っいや…なんとなく？」
「…そうかよ」
顔ではもちろん無表情だが、心の中でAのことを嘲笑ってやった。きっとコイツは俺が何をしているだなんて知らねえだろうな、と。
机の下に咄嗟に隠したスマホを見てますます笑みが浮かびそうになった。
Aがなんで走ってきただなんて、そんなこと知っている。というか、逆にAのことに関して知らないことはほとんど無いはずだ。
なぜなら、俺専用の超小型監視カメラをこっそり校内でも設置したからだ。
校内"でも"、と言い方に多少違和感を感じたヤツもいるだろう。もちろんAの家の中の全て…は流石にねぇよ。Aの部屋だけに設置している。確か設置し始めたのは中学1年生からだったと思う。
それからはもう四六時中Aのことを監視している。自分のスマートフォンで。
だからさっき机に隠したのも…いや、電源を1回切っときゃいいだけだっただろうけど、Aのことを監視してました、だなんてバレないようにするためだ。
ちなみにさっきまでデクの野郎と下駄箱のほうで何をしていたっつーのも把握済みである。
…あのクソナード、ついに本性表し始めたな。さすがに監視カメラの存在には気づいてねえようだ。
手紙の内容は見えなかったが、Aがそのクソナードの手紙で怖がっていることはわかった。
…何を企んでんだあのクソナード。あーぶち殺してぇ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
なんか今までの話とかなり雰囲気？の差がありすぎて私自身も寒気が…。
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ななな - やっばい。ヤンデレ可愛すぎかよおおおおおおお！！更新停止中かよおおおおおお(泣) (2019年9月12日 20時) (
レス) id: eb9d7d52b6 (このIDを非表示/違反報告)
しいたけ - やばいヤンデレデク無茶苦茶タイプ (2019年8月23日 14時) (レス) id: 76efca60e0 (このIDを非表示/違反報告)
クロ - 最高です！これからも更新頑張ってください！ (2019年6月14日 19時) (レス) id: 57d4f6c443 (このIDを非表示/違反報告)
(･ω･)(プロフ) - ゼロさん» まあ、これからまたどういう展開になっていくのかをぜひお楽しみくださいー！ (2019年5月25日 23時) (レス) id: 40f7b4a37b (このIDを非表示/違反報告)
ゼロ(プロフ) - な、なんだってー！ (2019年5月23日 16時) (レス) id: 75173a0bdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(・ω・) | 作成日時：2019年4月6日 23時
