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お互いの生年月日や出身地について話していると、いつのまにかぎこちなかった笑い方が普段の通りに戻っていた
ハオヒョンやオリーが自然に話してくれるから、僕の話し方も自然と楽になっていた
そんな僕の顔を見つめていたハオヒョンがニコリと笑った

『? ハオヒョン?』
「Aは第一印象感情の波がないように見えたけど、よく笑うし可愛いね」
「うんうん。仲良くなれるか不安だった!今はもうだ〜いすき!」
『そっか…僕人見知りなので、最初は取っ付きにくく見えるみたいです』
「じゃあ僕らが友達第一号?」
『はい^ ^僕のたった2人の友達。離れたら嫌ですよ?』

そう言って2人の手を握る

「おぉ〜〜…ㅠㅠ絶対ヒョンが悲しませないからね」
「ハオママ………?ハオヒョンママなの?
大丈夫!僕もずっとそばにいるからね!」
『ふふ』

2人に囲まれて笑っているとさらに頬が緩む
あんなに心配だったのに、こんなにもすぐにリラックスできたのは2人のおかげだ




3人で話していると、ちょんちょん!と肩を叩かれる
振り向くと可愛い笑顔の男の子が1人


「アニョハセヨ!」
『アンニョンハセヨ…?』
「きみ日本出身なんだよね?」
『はい』
「俺も日本出身!大阪!よろしく!」
『わっ』

がしがしと頭を撫でる彼のネームプレートを見ると「ケイタ」と記載されている

「Aだよね?俺ケイタ!01!」
『Aです。ケイタさんよろしくお願いします』
「え、堅苦し………ケイタでいいよ!」
『でも僕年下…』
「俺は気にしないよ!
プリーズSay!!ケ!イ!タ!」
「「ケイタ!」」
「違う!!お前たちじゃない!!」

勢いよくケイタコールするハオヒョンとオリー
…にすぐさまツッコミを入れるケイタさん
その光景に思わず笑ってしまう

「ええ〜?僕らが言ったっていいよね?」
「そうそう。それにAは人見知りだから大切に扱ってあげないと」

そう言ってケイタさんに乱された髪の毛を直してくれるハオヒョン
大人しく直されているとケイタさんがジッとこっちを見つめる

「……もしかしてA親同伴できてる?」
『…実はついさっき同伴になりました』
「親離れしなさい」
『ふふ、はい』
「あ、笑った〜^^A笑ってる方が可愛いよ〜」
「だよねだよね」

ケイタさんが僕を覗き込み弾けるような笑顔で見つめ誉めてくれる
ちょっと(いや結構?)強引な人だけど、悪人じゃないことがはっきりと感じ取れた




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作者名:えのもと | 作成日時:2023年3月19日 14時

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