ギャフン * ページ48
小さいからぶつかるまで
気が付かなかった。
下を向くと、
見覚えのあるポニーテール。
『小鳥遊さん？』
「翡翠くん…！」
『あれ、何でここに？』
「この間の写真を現像したから、それを渡しに来たの。翡翠くんの分もしろろさんに渡してる。」
『そうなんだ。ありがとう。』
そう言うと、可愛く笑った。
たった数日しか離れてないのに、
何年も離れてたかのような感覚を、
静かに埋めていく笑顔。
何度も好きだと自覚させられる。
「そういえば来週の日曜日、
近でお祭りがあるみたいだよ。
花火も打ち上げるんだって。」
『じゃあ、一緒に行こうか。
前からの約束だし。』
「もちろん、
行く以外の選択肢はないから！
あの浴衣もちゃーんと着てくるね？」
『…期待してる。』
そう言うと、やめてよー、と
照れくさそうに笑った彼女。
きっと似合うと思う。
それを妄想して、可愛いんだろうな、
とにやけてしまった。
「また翡翠くんにやけてるー。
何を想像してくれてるんですかねー。」
『可愛いんだろうなって思っただけ。
別に期待してるような事では
ありませんけど？』
「逆に何を想像してると思ったの？
ハレンチくんっ。」
ちょっとは動揺するかと思いきや、
それのカケラすら見えない。
何で余裕なの。
俺より上手なのが少し気に食わない。
『お祭りの時覚えてろよ？』
「何をするつもりなんだろう？」
『ギャフンって言わせてやるから。』
「楽しみにしてるねー？」
と、また余裕の笑み。
同じ笑顔なのに、
こうも感じ方が違うなんて。
可愛いのは可愛いんだけど。
「じゃ、日曜日ね。またね！」
『またな。』
俺の横を通り、歩いていった彼女。
…すげぇ、いい匂いがした。
本格的に変態になりつつある俺が怖い。
口元を押さえ、
シェアハウスまで向かう。
ここを曲がったらすぐなんだけど。
角を曲がると、
そこには無表情に近いぜっちゃんと
若干にやけてる白服さんたちがいた。
「…お前ら、少し静かに会話出来んか。
丸聞こえやからな。」
『あっ。』
「ギャフンって言わせてやるから、
だってー！(笑)
何をするつもりなのー？
ハレンチくんっ(笑)」
『………』
「痛い痛い痛い！！首折れちゃう！！
首折れちゃうからー！！」
とみたけの頭を掴み、
ぐぐっと圧をかける。
それを見て、白服さんとぷんちゃんは
お腹を抱えて笑ってる。
コイツ、マジふざけんじゃねぇぞ。
いつかぜってーぶっ飛ばす。
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翡翠(プロフ) - イヴさん» そうですね…何処でもそうですが、ファンが一番気を付けないといけませんね…上の階からしゃがんで見ていたので、何度も殴られました…正面からだったので、メンバーも見てます(特にのっくん)とても悲しかったです… (2018年9月4日 23時) (
レス) id: 66b59b2fd4 (このIDを非表示/違反報告)
イヴ - ファンマナーを守れないと今後のMeseMoa.の皆さんのこれからの活動に影響してしまうかもですもんね…。イルミィの皆が意識してもっと自覚して、行動しなくちゃいけませんよね!!!ペンライトでの頭、大丈夫でしたか？ (2018年9月4日 22時) (レス) id: 6445a912e7 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - イヴさん» 何とか逃げていたので大丈夫なはずですけど…もっともっと気を付けなくてはいけませんよね… (2018年9月4日 0時) (レス) id: 66b59b2fd4 (このIDを非表示/違反報告)
イヴ - 翡翠さん» えぇ！？ペンライトで頭を！？うぁ…。あおいくん…だいじょぶだったんですかね…。イルミィのマナーは。もっと徹底的に…意識していかなくては…。いえ！更新頑張ってください！楽しみにしています！！ (2018年9月3日 22時) (レス) id: 6445a912e7 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - イヴさん» 長文すみませんでした…ありがとうございます！！これからも楽しんでいただけるよう、頑張ります！！ (2018年9月3日 0時) (レス) id: 66b59b2fd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翡翠 | 作成日時：2018年8月8日 1時
