パーカー * ページ32
「もう疲れたわ。何で皆元気なん。」
と、頭から濡れてるぜっちゃんが言う。
ちなみに、俺も少し濡れてる。
椅子に座って逃げてる奴らを見るけど、
いつの間にか目で追ってるのは
小鳥遊さんで。
俺、やっぱり好きなんだな、
って思った。
もう期待なんてしないし、俺の思ったような未来にならなくてもいい。
彼女の楽しそうな顔を隣で見られて、
今までみたいに翡翠くんって呼んでくれれば、俺はそれでいい。
「あおいくんたち何してるんやろ。
水かけたあたりから止まってるけど。」
のっくんの言葉で、あおいの方を見た。
確かに固まってる。白服さんも。
最初は意味が分からなかったが、
髪の毛の水気を切ってる
小鳥遊さんを見て気が付いた。
『…やっぱり。』
走ってその場に行くと、
俺は着ていたパーカーを脱いで、
小鳥遊さんに掛けた。
「翡翠くん、これ……」
『いいから着てて。』
「でも……」
『いいから。このまま着てて。』
頭にはてなが浮かぶ小鳥遊さん。
俺は何も見ず、
のっくんの所へ戻る事だけを考えた。
「お帰り。何があったん？」
『これ見たら
何となく分かるんじゃない？』
「……あ、そういう事？」
「あー…あおいくんも
男の子やってんなぁ。」
「えっ！？」
「そのままシャワー浴びておいで。
そろそろ旅館に行かなきゃ。」
「はい…！」
パーカーを脱いで、
俺に渡そうとするから、
そのままパーカーを着させて、
シャワーに向かわせた。
油断も隙もない。
てか、俺もシャワー浴びてこよ。
シャワーを浴びながら、色々と考える。
今日だけで本当に濃いと思う。
もうなんか、頭がパンクしそう……
シャワーを浴び終わると、
外にはとみたけが待っていて、
俺を見つけると、近付いてきた。
「全部見てたよー。
まーた嫉妬しちゃったんでしょ。」
『……別に。』
「あおいくんも白服さんも言ってたけど、相当スタイルがいいんだってね？
そりゃ、見たくもなるよねー。」
『それ以上言ったら、
ぶっ飛ばすからな。』
なんやかんや言っていると、
もう既に何人かはシャワー済みだった。
皆さっぱりしている。
その時小鳥遊さんは見当たらなかったが、後から走ってきた。
夕日の加減で
何割増しにも可愛くなっていて、
一瞬ドキッとしたが、
すぐにとみたけが話し掛けに行くから、
ムカッとする。
俺もそうすりゃいいんだけど、
そんな勇気俺には存在しないもんで。
ただ、離れた所から
見る事しか出来なかった。
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翡翠(プロフ) - イヴさん» そうですね…何処でもそうですが、ファンが一番気を付けないといけませんね…上の階からしゃがんで見ていたので、何度も殴られました…正面からだったので、メンバーも見てます(特にのっくん)とても悲しかったです… (2018年9月4日 23時) (
レス) id: 66b59b2fd4 (このIDを非表示/違反報告)
イヴ - ファンマナーを守れないと今後のMeseMoa.の皆さんのこれからの活動に影響してしまうかもですもんね…。イルミィの皆が意識してもっと自覚して、行動しなくちゃいけませんよね!!!ペンライトでの頭、大丈夫でしたか？ (2018年9月4日 22時) (レス) id: 6445a912e7 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - イヴさん» 何とか逃げていたので大丈夫なはずですけど…もっともっと気を付けなくてはいけませんよね… (2018年9月4日 0時) (レス) id: 66b59b2fd4 (このIDを非表示/違反報告)
イヴ - 翡翠さん» えぇ！？ペンライトで頭を！？うぁ…。あおいくん…だいじょぶだったんですかね…。イルミィのマナーは。もっと徹底的に…意識していかなくては…。いえ！更新頑張ってください！楽しみにしています！！ (2018年9月3日 22時) (レス) id: 6445a912e7 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - イヴさん» 長文すみませんでした…ありがとうございます！！これからも楽しんでいただけるよう、頑張ります！！ (2018年9月3日 0時) (レス) id: 66b59b2fd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翡翠 | 作成日時：2018年8月8日 1時
