二話 ページ3
まず私が取り組んだのはバレーのルールの暗記。
ライトやレフト、ウイングスパイカー、ミドルブロッカー、リベロ、オポジットなど
暗記が得意な私にとってはちょちょいのちょいだった。
そしてマネージャーの仕事も覚えた。
…………次のステップに進もう。
次のステップというのは、経験。
何事も経験が重要だと言うし。
という訳で期間限定でバレークラブチームに入らせて頂くことになった。
クラブチームと言えど、練習は結構キツかった。
ただ、バレーは楽しいし、単純な競技ではないということが分かった。
そして次ィ!!(ヤケクソ)
観戦である。
私は某DVD屋から男子高校バレー全国大会の試合を大量に借りてきた。
……思った以上に面白かった。
面白いほど跳ぶし、スパイクが気持ちよかった。
……そこで一番心に残ったのが、<小さな巨人>だった。
宮城の代表として出場し、誰も寄せ付けない強さを誇った……小さな巨人。背番号は10。
……そう、いつの間にか私はバレーに激ハマリしていた。
……あれ、私なんのために始めたんだ……?
……部活入るためじゃん!!
やべぇ!!部活に入るためにバレーを勉強したのにバレーが面白くてバレーの練習してた……うわぁ……そしていつの間にか1年が経ってた……うわぁ……
……まぁこれでバレーの楽しさも見い出せたし、女マネとしては充分!!
という訳で私は入部届けを書き終わり、3年のクラスへと向かった。
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ナノイー - ヘルマン・ヘッセ…精神ダメージ1000… (2022年2月4日 21時) (レス) @page7 id: 74f03c815b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:里菜 | 作成日時:2020年4月26日 19時