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三話 幼児と一緒 ページ4

……なんだろう、この子って不思議だ。

素行や見た目はそれこそ幼いが、目が無駄に大人びている。
いや目も幼いが……
……観察眼が鋭いのか??

どちらにしろふわふわしている。


今、俺がオムライスを食べている中、ずっと此方を見ている。

「……?何かついてる?」

『ううん、観察しとるよ』

「……観察……?」

どういうことだろう。やはり木兎さん並に生体が謎で不明だ。



という間にも黙々と食事する。

生憎食事中喋るタイプではない。

「……ご馳走様でした。」

そう言いながら食器を洗う。

『んじゃ!!スパイク練しよう!!』

ニコニコと屈託の無い笑顔で言う。

あぁ……これ、木兎さんにも言われた気がする。

「……じゃあ、やろっか。」

俺は庭に向かった。

上げられたボールを低めにトスを上げる。

『おりゃあ!!』

少し高いと個人的に少し反省していたのだが、Aは難なくスパイクを打った。

ボールは物凄い早さで地面に叩き付けられる。

……エグい。

ていうかジャンプは低かったといえど、ボールの精密性やパワーだったら木兎さんと張り合えるのでは……?

さすが全国で通用する小学生なだけある。

『!!凄い!!めっちゃ打ちやすいね!!』

「……今の高くなかった?」

『ううん、大丈夫!そのくらいが丁度いいよ!』

……よく笑う子だな。

無意識にAの頭を撫でる。

ふわふわとしていて、触り心地が良い。

『……』

当の本人も嬉しそうに顔を緩め、手に顔をさすりつけている。

……小動物……いや、小型犬みたいだ。

癒される。

暫く俺はAの頭を撫で続けた。

四話 先輩方と一緒→←二話 幼児と一緒



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設定タグ:ハイキュー , 赤葦京治 , 幼児,梟谷学園   
作品ジャンル:アニメ
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MiSo(プロフ) - 続き楽しみです!!無理しないで更新頑張ってください!!応援しています!! (2020年7月6日 21時) (レス) id: 78c105b37d (このIDを非表示/違反報告)
推しが違う?よろしい。ならばクリーク【ミノ】(プロフ) - 由瑞さん» (今はこちらが本垢です)ありがとうございます……!恐縮でございます……更新頑張ります!御観覧ありがとうございました! (2020年6月8日 0時) (レス) id: daeb2ba83b (このIDを非表示/違反報告)
由瑞 - 凄く面白かったです。更新頑張ってください! (2020年6月7日 23時) (レス) id: 8d4739ba12 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:里菜 x他1人 | 作成日時:2020年4月29日 22時

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