おまけ ページ10
2年の先輩と共に鍛錬を積み、着々と準備を進めていた交流会も
いよいよ今日からが本番となる
京都校からやってきた2、3年生の迎えと
数カ月にわたり死んだこととなっていた悠仁のお披露目も終わり、
団体戦前のミーティングを行うため場所を移そうとしていた所に
そわそわしていたパンダの口は好奇心に負け、息をひそめるように開かれる
パ「なあA、もしかしてその指輪、悟と同じやつ?」
『…はい。』
パンダの口調に合わせAの声もつい小さくなる
しかし隣で歩いていた野薔薇によりパンダの気遣いなど一瞬で崩れ落ち
その場にいた全員の注目を集めてしまった
釘「!!…どっかで見たことあると思ったわ!」
虎「何が!?なにが!!?」
伏「Aの指に付いてるやつ。」
虎「俺にも見せ…あ!先生とおそろじゃん。」
Aと会う機会はなかったが五条とは頻繁に会っていたため
最近五条が付け始めた指輪には虎杖も見覚えがあった
反対に最近五条とは滅多に会う機会が少なかった2年と虎杖以外の1年は
最近Aが付け始めた指輪もどうせ五条が男避け程度に渡したものだろうと相変わらずの過保護さに呆れる程度だった
真希「左手の薬指って…、…重」
棘「 高菜 」
パ「ああ見えてやっぱりロリコ―…」
悟「誰が重くて高菜でロリコンだって?」
「「!!?」」
悟「酷いなァ、まあロリコン以外は甘んじて認めよう。」
伏「おにぎりの具も入っちゃってますよ。」
教員は学長と共に別室へ移動したはず
居るはずのない五条が背後から突然現れ2年生は飛び上がり驚く
これから始まる団体戦が楽しみなのか
京都校の学長の虎杖を見た反応に満足したのか
えらく機嫌がいい足取りでAの元へ向かう
片目だけ目隠しを外してまじまじとAを観察すると
何かを納得したように微笑み、Aの頭を優しくなでた
悟「大丈夫そうだね。でもあんまり無茶しちゃダメだよ。」
『何かあったら悟が来てくれるでしょう?』
悟「勿論。飛んで来るよ。」
教師という立場など公務員でもない五条には関係ないのか
やたらほわほわとした甘い雰囲気がダダ漏れている
周りの1、2年生も見慣れた光景に特にツッコむ気も起きず
ただただ五条の気が済むのを待っているのみだった
周囲から見ればいつも通り
しかし2人にとっては何より尊く愛い時間が流れていた
FIN.
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茉莉 - この作品が好きです。更新、待ってます! (2020年11月22日 22時) (レス) id: a68061a5cd (このIDを非表示/違反報告)
Gettion - え…心臓痛くなるくらい好きです。応援しています! (2020年11月6日 18時) (レス) id: b24edd395c (このIDを非表示/違反報告)
uka8502(プロフ) - 更新停止ですか??ホントに面白すぎてハマりました!一気に見ました!!更新ホントにお願いしますっ! (2020年10月19日 1時) (レス) id: 7913de20e0 (このIDを非表示/違反報告)
AiRIN(プロフ) - いつも楽しく拝見しています!正直、縞さんの作品ならどれも大歓迎ですが、しにたがり姫か好きなので、続編を待ってます! (2020年5月17日 13時) (レス) id: 931e2c7403 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:縞 | 作成日時:2020年4月3日 2時