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釘「…ありがと。」


『起きてるね。無事?』







釘「ジャージが無事じゃないわよ!新品だぞコラ!」



傍まで来るとすぐに目を覚まし元気よく起き上がった野薔薇
特に大きなけがもなく問題なさそう

真衣と真希が話しているのを尻目に
背中に付いた土埃を払ってあげていると
後ろから大きな人影が迫ってくる気配がする




東「楽しんでるようだな。」

真衣「冗談。私はこれからよ。」





恵の方にいた人と同じ呪力
真衣の方へ帰ってきたのか、と腰を上げ振り返ろうとすると
突然腕を掴まれ引き摺られる



真希「A!!?」

『…っ!?』





東「お前が宿儺の生まれ変わりだな。やはり生きていたか!」




男の意図も分からず
そのままコンクリートの壁に向かって思いっきり吹っ飛ばされる

『!!!』






衝撃が強すぎて声も出ない
上手く受けきれず頭を打ち付けてしまった

頭から何か流れてくる感覚がする





『…なん、…なんですか?』


東「その程度ではないだろう!俺に宿儺の力を見せてみろ!」





恨みも怒りもなくただ興味と関心の視線が送られてくる
まさかいきなり飛ばされるとも思わず何もできなかった





『嫌。』

東「なら死ね。どうせ1度死んだことになったんだろ。問題ない。」




『…ほんとに何なの。』




真希「藤堂、やめろ。」



武具を構えた真希が間に割って入り
東堂と呼ばれた男に刃をみせる





東「止めるな禪院。お前も殺すぞ。」

真希「殺されんのはお前だよ馬鹿。これ以上怪我させたら悟が出てくんぞ。」





東「…ああ。そういえば、お前は五条悟のキティだったな。」


『それ、やめて。』





珍しく不快感を露わにし目元まで垂れてきた血を拭い立ち上がるA


目の色が変わったことに気付き笑みを浮かべる東堂
真希の制止も聞かずAに近づいていく


しかし1歩踏み出したところで足元の異変に気付き立ち止まる



『足無くなるけど、今なら硝子さんいるし問題ないよね。』

先ほど東堂に言われたように言葉を返すA
東堂の足元はすでに動かせないほどに地面にくっついて凍っている
このままだと凍傷では済まないだろう








東「…気に入った。」


『謝ったら溶いてあげる。』

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駒田針 - こういう小説は胸がキューってなって苦しい (2020年11月16日 19時) (レス) id: b768d69f7e (このIDを非表示/違反報告)
雪狐 - え…好き… (2020年3月25日 7時) (レス) id: 99f545fffc (このIDを非表示/違反報告)
ただの学生(プロフ) - お話すごく続きが楽しみです! (2020年3月15日 3時) (レス) id: 24be68ee0f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: x他1人 | 作成日時:2020年3月13日 21時

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