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『「…っなんだ、貴様!?」』
悟「中の子、戻してくれる?このままだと消えちゃうよ。」
力にそぐわぬ小さな体を温めるように抱きしめると
一瞬だが溢れ出ていた呪力が弱まった
突然の出来事に怯んでいる隙に少女に受肉した呪霊に語りかける
悟「ほら、帰っておいで。」
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依「すまぬA、…無理をさせた。」
『…ありがとう、依姫。』
突然視界が暗くなり、暖かさを感じる
届かなかった依姫の声も聞こえ、自分の体に意識が戻っていくのが分かる
『…?』
目を覚ますと知らない背の高い男の人が自分を抱きしめていた
周囲の温度も徐々に戻っていき
ゆっくりとなんとなく状況を受け入れていく
悟「お。早かったね、おかえり。」
大きな手で頭を撫でられながら男の顔を見上げる
不思議な青い瞳の若い男の人
初めて見る顔だが怖くはない気がする
『…だれ?』
悟「君を助けに来た強くてかっこいいお兄さ―…」
禪「五条悟!その娘を返せ!!」
悟「あれは悪者だね。もう近づいちゃいけないよ。」
迫って来る禪院家の呪術師たちからAを隠すように抱きかかえ
ふり返ることなく門の方へ向かう
悟「追って来てもいいけど、この子に近づいたら今度は僕が殺すから。」
殺気を込めながら言い放つと追手の足は止まり、
それを確認すると伊地知が回してきた車に乗り込む
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禪「…調子に乗るなよ…! 五条…」
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駒田針 - こういう小説は胸がキューってなって苦しい (2020年11月16日 19時) (レス) id: b768d69f7e (このIDを非表示/違反報告)
雪狐 - え…好き… (2020年3月25日 7時) (レス) id: 99f545fffc (このIDを非表示/違反報告)
ただの学生(プロフ) - お話すごく続きが楽しみです! (2020年3月15日 3時) (レス) id: 24be68ee0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:縞 x他1人 | 作成日時:2020年3月13日 21時