凶暴的な共謀【フーゴ】 ページ30
「フーゴ、いこ！」
「ああ、早く終わらせよう」
私達は二人で任務を任された。フーゴは冷静で頭もいいし頼れるし、スタンドも強い。対して私はそれなりに経験を積ませてもらっているスタンド使い
現に、今見張りを二人程再起不能にさせてもらった
「君のスタンド、バレさえしなければほんとに恐ろしいな。僕もいつ寝首をかかれるか冷や汗もんだ」
「そんなことしないよ、貴方達には恩があるから。少なくとも裏切ったりはしないって」
「ふふ、どうだか」
軽口を叩き合う。今回の任務は、街に蔓延りデカイ顔していたチンピラ共のボスの口を割らせることだ。ここがパッショーネの傘下と知っていてよく居座れるものだ、と思う
「さっき吐かせた情報が合ってるとしたら、ここにいるのよね」
殴り書きのメモを見ながら小さなコンテナを見る。こんなところにほんとにボスがいるのだろうか
「いるはずだ、慎重にやるぞ」
「うん。あ、扉、開かないよね。大砲でもぶっぱなす？」
「却下。それじゃあぼく達も危ない」
フーゴがナイフを貸せ、と言ってきた。私はリボンから戻して渡す。彼は礼を言うとそれを扉に向かって投げ、刃を扉に貫通させた
「わ、大胆」
「きっと部下が出てくる。そいつらが出た時を狙うんだ。扉を閉められないようにな」
「はーい」
彼の言う通り、コンテナの扉が開かれて十人程銃をもって飛び出してきた。余程の自信があるのか、扉は開いたままだ
「馬鹿だコイツら」
私はあらかじめ大きな石をリボンに変えていた。それをスタンドに持たせる。私のスタンドは自分で変化させたリボンなら自由に操れる。リボンの重さや固さはその物質のままである
「ふりまわせー！」
一般人にはスタンドは見えない。その性質を利用して中心でリボンを振り回す。頭に直撃で即ノックアウト！暫くは動けないのだ
「片付いた？」
「もちろん！今リボンで扉が閉まんないようにしてるから早く入って〜」
私がそう笑うと、彼も意地悪くニヤリと笑った
「それじゃあ遠慮なくお邪魔させてもらおうか」
そしてスタンドを背後につかせて周囲を警戒し彼がコンテナ内に入る。私もあとに続き、建物自体をリボンで封印した
男の口を割らせるために私達は手を焼いている。フーゴはキレまくりだ。相手が結構頑固だからだ。こりゃ当分終わりそうにないぞ、と白目を向き痙攣しているボスに目を向けてため息をついた。早く口を割らせて帰りたい、そう思う午前三時のこの頃
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 223人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジョジョの奇妙な冒険」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
たつみ(プロフ) - 海月さん» いえいえ、私もサーレー好きなのでリクエスト貰えて嬉しいです、ありがとうございます！海月様の思っていたものと違っていないかどうか不安でしたが、ご期待に添えられたようなら良かったです＜(_ _)＞また機会があればよろしくお願い致します！ (2021年6月4日 13時) (
レス) id: 1c25c6a3e1 (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - リクエストにお応えしていただきありがとうございました。今回もとても素晴らしいお話でした。サーレーの夢小説を書いてくれる人は少ないので助かっています。本当にありがとうございました。 (2021年6月4日 7時) (レス) id: fb1aebaa24 (このIDを非表示/違反報告)
たつみ(プロフ) - 海月さん» 了解です！遅くなってすみません(>_<;)出来上がった話に問題点があったら遠慮なく仰ってください！少々お時間頂きます＜(_ _)＞ (2021年6月4日 0時) (レス) id: 1c25c6a3e1 (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - リクエスト失礼します。サーレーの夢をお願いします。病んでいる感じで書いてくれたら嬉しいです。よろしくお願いします。 (2021年6月1日 22時) (レス) id: fb1aebaa24 (このIDを非表示/違反報告)
たつみ(プロフ) - モモまんじゅうさん» 了解です！ありがとうございますm(*_ _)m完成したものに何か気に入らない点などがありましたら、遠慮なく仰ってください！ (2021年5月28日 21時) (レス) id: 1c25c6a3e1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ペンシル x他1人 | 作者ホームページ：http://uranaimonsuto
作成日時：2018年12月30日 17時
