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その24 ページ25

さて、次でラストだ。もうぶっ倒れるかもしれないけど、やりきってやる。ラストは<夜に駆ける>。

A「♪〜♪」

ステージをちょっと歩いて疲れをまぎらわしてみた。思っていたより距離が近くてびっくり。

明星「Aー!!」

遊木「Aちゃーーーーん!!(泣)」

薫「Aちゃーん!!」

A「<僕の目にうつる君はきれいだ>♪」

明星&遊木「「A(ちゃーーーん)!!!(泣)」

薫「やば、俺泣きそう...」

アド「もう泣いてるじゃないですか」

気にしない、気にしない。あとで相手するから、今は歌わせて。そして、やっと最後まで歌いきると拍手喝采で終えた。そして、すぐそばに葵兄弟が駆け寄る。曲が終わった瞬間倒れそうになったので、騒ぎにはなりたくないのでさりげなく支えてもらった。


葵兄弟「「ありがとうございましたーーーー!!今日は特別出演したプロデューサーこと、<Life>のAさんに今一つ大きな拍手を!!!」」

<パチパチパチ!!!!>

A「あ、ありがとうございまし、た...」

葵兄弟「「胴上げだ!!わーっしょい!わーっしょい!」」

と葵兄弟に運ばれるA観客席が見えなくなるまで、手を降り続け、舞台から降りると、糸が切れたようにぐったりした。四曲続けては、きつかった。

衣更「Aーーー!!よくがんばったなあ!!今、保健室につれていってやるからなああ!!!(汗)」

A「うっぷ、吐きそう。そして、今すぐ、土に埋まりたい。いや、埋めてほしい...」

敬人「だ、だれか!!エチケット袋とrabittuでもいいから、癒し系をつれてこい!!(汗)」

とどたばたしてる一方で、Aのライブをみていた三毛縞、その隣には零がいる。三毛縞はAが舞台からちゃんと降りたのを確認すると、席を立つ。

零「おや、お守りの時間か」

斑「そうだなあ。ふらふらしてたのは演技じゃないくらいはわかるぞ。今ごろ、保健室でダウンしてるだろうから、ママの出番だなと思ってな☆」

零「そうかえ。小娘にはちゃんと、感謝せんといかんなあ?」

斑「あはは。この場合説教のほうが正しいが、俺に説教は柄じゃないからな。ま、とりあえずは頑張ったなっていってやらないとな」

そういって、三毛縞は保健室にいくと、そこには、ぐったりしてベットに横になってるAがいた。顔が白くなっていたので、恐らく、疲労による貧血だろう。三毛縞はAの両足を自分の膝に乗せる。

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作者名:Luna | 作成日時:2022年3月16日 20時

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