その20 ページ21
A「お待たせ、しました」
斑「おかえりーー!!って家じゃないんだけどな。さあ、今日もママと手を繋いで帰りましょうねええ!!☆」
A「...くしゅん。」
斑「おおー?風かなあ?温度差で風邪を引いてしまうなあ?どれ、ママがハグをして暖めてあげよう!!!」
A「ぐえ、くるしい...」
とさっき食べた惣菜パンがでるかと思いつつも、帰宅した。今日から、短い間だけ、<アイドル>になったAそれを聞いて、トリスタの皆は驚いていた。そして、今日から、身体を鍛えたりしなければならない。
斑「がんばれーAさああん!!あと、10回!!」
A「ふんっ!」
昼休み、斑の腕にぶら下がって懸垂をしてるA。近くにいた薫と嵐はそのシュールな光景をみて、かなり困惑していた。
薫「Aちゃんが今日から、<アイドル>として色々鍛えるのは知ってたけど、なんで、三毛縞くんで懸垂?」
斑「ははは☆俺なら、Aさんを片手で担げるくらい軽いからなあ。こうやって腕にぶら下がってもママはへっちゃらだぞお!!それ、がんばれがんばれ!」
A「ふんっ!」
薫「えー...(困惑)」
数回やったら、腕にぶら下がるのをやめたA。そして、腕をすこし揉んでいた。
A「...どうでしょう?」
斑「んんー、まだぷにぷにだなあ」
嵐「ちょっと、ママ!やめなさいよ!女の子の二の腕を揉むなんて!!」
薫「えー、俺もさわりたーい」
と手付きが嫌らしい薫の頭に辞書を叩きつけた。Aは三毛縞にだっこされて、守られていた。まさに、不審者から、子供を守る保護者の図である。
薫「なんで、俺だけ...」
嵐「自分の胸に手をおいて聞いてみなさい。ママもママよ!Aちゃんは女の子なんだから、セクハラで訴えられても知らないわよ!」
斑「おお、そうか。善処しよう」
A「放課後は、お歌の練習しないと...」
斑「そうかそうか☆ママはAさんのお歌が好きだからな、当日まで聞くのは我慢するとしよう」
A「そうしてくれると、助かります。」
斑はAを下ろして、そろそろ昼休みが終わることを伝えて、ばいばいした。その場にいた嵐や薫にも。去った後に、嵐が三毛縞にこっそり言う。
嵐「ママ、いつまで、あの子と<ままごと>なんてしてるつもりなの?」
斑「ままごと?ままごとは好きだぞー♪」
嵐「そうじゃなくて、もういいわ。それより、レオ先輩いるかしら?」
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作者名:Luna | 作成日時:2022年3月16日 20時