その１３ ページ14
しばらくして、マ●クの外でトリスタと待っていると、顔はにこにこしているが目が笑っていない三毛縞が歩いてきた。こわい。
斑「ママ参上！！ということで、この愛娘ええええ！！！ママはそんな子に育てた覚えはないぞおおおおおお！！」
A「いひゃいいひゃい！！」
と三毛縞はにこにこしながら、Aのほっぺをむにいいと引っ張った。Aは痛がってはいるが、無表情。トリスタは若干引いているし、あの三毛縞さんがこんなにわかりやすく怒っているのは、はじめてみた。
斑「いやー、Aさんと一緒に待っててくれてありがとう。じゃ、気を付けて早く帰りなさーい☆」
北斗「は、はい。じゃあな、A」
遊木「また、月曜日にね」
衣更「またな」
明星「ばいばーい☆」
斑「はーい、ばいばーい☆」
と斑にだっこされながらもばいばいしたA。そして、罰としてこのまま家に帰ることになったA。三毛縞の沈黙がこわい。
A「これ..。」
斑「ん？」
A「マ●クのだけど、三毛縞さんの、ぶん」
斑「おおー！ママの分も用意してくれたのか！嬉しいけど、連絡を寄越さなかったのは、関心しないぞお」
A「ご、ごめんなさい..」
斑「部活から帰りコンビニで、Aさんの好きな牛乳プリンを買ってきたから、一緒にに食べようと思ったら、ピンポン鳴らしてもでないし、ノックしてもドアノブガチャガチャしても反応してくれないから、大家さんに開けてもらったら、いないしなあー？」
A「...さらっと、こわいこと、いった」
三毛縞は抱っこしてるAの顔をじーっとみてくる。
斑「あんなにかわいかった純粋な子が、こんな時間まで遊び歩き！しまいには、ジャンクフードまで！！いつから、こんな子になってしまったんだあ？☆」
A「人を、不良みたいに...。」
斑「とにかく！今度からはママに連絡しなさーーい！！☆」
A「は、はーい」
と指切りされた。家についたので、下ろしてもらい、とりあえず、中に入る。そして、送ってくれた三毛縞に「ありがとうございます、おやすみなさい」と言って別れた。お風呂に入り、LINEを開いてみると、トリスタのみんなから心配のLINEが送られていたのは言うまでもない。
そして、迎えた休日。
A「遅れて、ごめんなさい」
夏目「おはよう、子猫ちゃん。ママはいないのカナ？」
A「それが...」
斑「もちろんいるぞお☆」
デジャブ。
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作者名：Luna | 作成日時：2022年3月16日 20時
