お兄ちゃんたちのブログで何故か私がモテモテなんですが。3【黒バス】

(ひゃくいちくりっく) ページ11

「…え……なんで…？」



「さっき拾ったんだよ。
　んで、届けようと思って。」



携帯ちゃんんんん…おかえりいいいぃっ！！！
バルス崎に借り作っちゃったのはアレだけど、でもバルス崎ありがとう！！！



「これからはバルス崎からバル崎に昇格してあげるね、ありがとう」
「それ降格なのか昇格なのか微妙なところだなオイ」

ス抜けただけいいよ、たぶん。


ふっふーん、と私がご機嫌でお兄ちゃんとふるはっしーとやまざっきーママとせとーんにメールで携帯の安否を伝えている最中だった。


またもや、バル崎に呼ばれて。
話したいことがある、って言われて。



「いや、確かに中学ぶりだけどさ、そんなに話したいことある？」



なんて冗談気味に言ってみたところ。




「……いや、じゃなくて……。




　A…原サンって、“よーと”なんだろ？」






.









.









.



…え。



小声で言われたその言葉。


たぶん、周りに聞こえないようにしてくれたんだと思う。



「…なん……で……」


「携帯拾ったときに、通知着てて…それで。」



申し訳なさそうに言うバル崎。






…この子、中学時代こんなにかわいらしい子だったかしら？(裏声)




何期って言うんだ、これ。



私は灰崎を見ながら、何期なのか、と、返事をひたすら考えていた。





バラすか、現状維持か…。



ふたつにひとつ。

(わん はんどれっど つーくりっく)→←(わん はんどれっどくりっく)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す