【rkrn】天女様、頑張ります！２

完成 ページ32

まー、それはそれで置いといて。


次は、今さっき切り落とした枝についている余分な葉っぱや小枝を苦無を使いながらとってい

く。


(まー、こんなもんでしょ！)


とり終わった私は少年のもとまで行き、苦無を返した。


少年は最後まで私に手裏剣を向けていたけど・・・。


その次に、私は五人から見えない木の陰に隠れ、あっという間に着ていた着物から忍者服の制服に

着替え直した。


本当にあっという間だよ！なにせ、早着替えのコツを見つけてしまったからね！



まずなぜそんな事をしたかって？


まー、まー、見てなって！



私は脱いだ着物の腕を通すところに今さっき用意した枝をそれぞれ一本ずつ入れた。


このままだと着物の前側がガバガバのままなので仮止めする道具を取り出した。


テッテレー

簪〜


あ、ごめんなさい。今こんなことをしている場合ではありませんでしたね。


まー、本題に戻るとして・・・。


簪はいわば、おっきな針のようなものだ。


・・・シナ先生には申し訳ありませんが、この簪を着物の前側を止めるための留め具として使おう

と思う。


そうして、私は着物の前側の下の方を縫うようにして止めたのだ。


そして、背中側を表にすると・・・


な、な、なんと〜！簡易担架の完成である！


簪は本当に一時的な留め具でしかないから安全性能的には低いが、ほんの少しの距離ならいけるだ

ろうし、この子も小さいから重量オーバーもしないはず！


大きさも丁度くらいだからいい感じ!


これはいいものを作った、私！


シナ先生、必ずいつか弁償しますので！！









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