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陽の光がカーテンから覗いている。
目が覚めて、目の前の端正な寝顔を見た感想は紛れもなく“サイアク”だった。
恋人に浮気され、いわば振り出しに戻ってしまったことで正直寂しさは感じていた。
そこに好意なるものを向けてきたこの目黒くん。
そう、完全に昨夜は彼に流された。
あんな熱っぽい視線と言葉を向けられて、さすがに拒めなかったのだ。
…とはいえ、いつから私は一時の心の揺らぎで体を許してしまう女になったのだろう。
そもそも彼の言葉だって、本当かわからないのに。
「…ん、おはよ。Aさん。」
「何もしないって言ったのに。嘘つき。」
「ごめん。我慢できなかった。さすがに。」
こんな時でも、私は悪態をつくのをやめられない。
「……とにかく、昨日の事はなかったことに。
支度して出ましょう。」
そう言いベッドから抜け出す私の背に、
「俺に落ちたくせに。」
なんて言葉が投げられた。
思わず振り返ると、してやったり顔がこちらを向いていた。
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葉月檸檬(プロフ) - 小豆さん» コメントありがとうございます！嬉しいです。更新頑張りますね！ (2023年4月3日 20時) (
レス) id: 7833bf2ce1 (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - はじめて読ませていただきました！エレベーターでドキドキというのが私が読んだ作品でははじめてで新鮮でした!続きが楽しみです!頑張って下さい! (2023年4月3日 0時) (レス) @page8 id: c3633025a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉月檸檬 | 作成日時：2023年4月1日 16時
