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ピアノ51 ページ7

――百のマンションにて


到着すれば、一息つく二人。

タクシーの中での出会いは意外なものではあったが、とても嬉しいものだった。


百「あのおじさん、相当Aのコアなファンだったよ!」

「そ、そうなの?!なんか恥ずかしいよ//」

百「Aのファンてさ、なんていうか、本当にAの音楽が好きなのはもちろんだけど、Aのことを好きな人が多いよね」

「ふぁっ」

百「クラシックからAが転向したときもさ、世間的には反感買うかも〜なんて言われてたのに、全然みんな離れて行かなくて、むしろ応援モードだったじゃん、覚えてる?」

「うん、そうだったね…」


冷蔵庫にそっともらったワインをいれれば緩む口元。

思い出せば、本当に感謝することばかりで。

自分はもしかして、思っている以上にまわりの人に支えられてて、

それでもって、すごい幸せ者なんじゃないかって。


百「俺もAの音楽、大好きだよ。もちろん、Aのことも」

「ももくん?」

百「それにしても、俺のファンでもあるってあのおじさん、本当に愉快な人だったよね!」

「そうだね…すごいありがたいよね」

百「明日、A。仕事は?」

「ん、お昼くらいからスタジオで朝倉さんの収録かな」

百「バックでピアノお願いされてるんだっけ?」

「うんっ、朝倉さんの歌声に答えなきゃね(`・ω・´)ももくんは?」

百「ん?俺も、お昼くらいから下岡さんの番組!」

「じゃあ、一緒にスタジオまでいけるね」


にこっと笑えば、ソファに腰掛ける。

なんとなく元気のない百の気配を感じれば、そっと髪に触れる松雪。

触れられれば目を見開く百。

それは間違いなく先程のことが絡んでいた。


「ももくん、天ちゃんのこと」

百「え?え?」

「…うすうす気づいてはいたんだ。気にやませた?」

百「はあ…Aってさ、ぽけっとしてると見せかけて、いろいろ察しいいよね…普段はふわふわしてるのに、いざってときには、そう、了さんのときもそうだったけど、びしっと決められるし」

「私がわかるのは、ももくんのことだけだよ//月雲さんの件についてはそうだな…」



「こうみえても、私、譲れないところは譲らないんだ//」



言ってることめちゃくちゃかな?//



ううん、Aは昔からそうだったし、そんなAだから好きになったんだと思う。

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(プロフ) - りんさん» お返事が遅くなってしまい申し訳ありません(´;ω;`)最終章では、天ちゃんとの絡みが増えるかと思います。是非、天と百、二人を応援していただければと思います。ももちゃんもめっちゃ頑張る予定なんで。笑 コメントありがとうございました! (2017年10月8日 10時) (レス) id: cf888fb209 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - こんにちは。忙しい中素敵なお話を書いて下さってありがとうございます!通知を受け取る時からドキドキしてます(笑)天ちゃんと百くんのライバル関係ハラハラする展開がありとても良かったです。百くん頑張れ!って心の中で応援しちゃいます!また続き楽しみにしてます (2017年10月7日 17時) (レス) id: 582f0542f6 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - りんさん» こんばんは!はい、覚えてますとも!(`・ω・´)楽しみにしていただいてるんですね、ありがたいです( ;∀;)わかりますっ、学生時代にいろいろ伝説作ってる思うんですよー。笑 思いつく限りは更新していくと思うので!よろしくお願いします! (2017年10月4日 23時) (レス) id: cf888fb209 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - こんばんは!早速読ませて頂きました。前回のコメントで私のことを覚えていて下さって嬉しかったです!最初からずっとにやけっぱなしでキュンキュンしながら読むのが最近の楽しみです。学生時代の甘酸っぱい思い出がまたいいですよねー!また続き楽しみにしてます(*^^)v (2017年10月4日 20時) (レス) id: 582f0542f6 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - Rennさん» さっそく読んでいただき嬉しいです(*´ω`*)かわいいって言ってもらえるのが最高のほめ言葉です。笑 これからも、よろしお願いします(*´ω`*) (2017年10月3日 19時) (レス) id: cf888fb209 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:なし。  
作成日時:2017年9月29日 19時

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