ピアノ75 ページ31
なんとなく校舎を見て回る松雪。
校舎の間取りがなんとなく自分たちが通っていた高校に似ており
なつかしさを覚える。
卒業してもう5年か…
「だとしたって、この学生証いつ役立つんだろ」
先程もらった学生証を手にすれば、眺める松雪。
これ、わざわざ今日のために作ったんだよね…ホント先輩って(以下略)
「確か、午後からももくんたちは来るんだよね;」
午後だけは要注意だな。真顔
なんとなくプラプラ歩いていれば、ふと前方にいる女の子と目があった気がした。
目があえば、すごい勢いで走ってくる女子高生。
わ、若いっ…!と、思うと同時に自分の方に駆け抜けてくるとわかれば何歩か後ろにさがる。
いやだってふつうに怖いのだけど(白目)
条件反射で逃げようとすれば、しっかりと腕をつかまれてしまう。
どきっとして振り返れば、やはり先程の女子高生であり瞳はギラギラと光っていた。
「え、えっと、なにか;//」
『あ、あなた、ここの学生よね?!』
「は、はい?そうですけど//」
『よかった!!!!なら絶対キミに決まりっ!これで勝ちも同然だわ(`・ω・´)』
なにを言ってるんだろう。全く意味が分からない。真顔
首を傾げれば、両手を握られどきっとする松雪。
「あ、の?」
『是非、うちのクラスのミスコン代表になってほしいの!』
「み、すこん?ミスコン?!!無理無理無理ですっ、ミスコンってあれですよね?綺麗な子とかかわいい子?がでてきてってやつですよね、無理です//」
『必死すぎない?いやいや、キミなら間違いないって。お願い!!』
「え、っと//」
戸惑っていればミスコンについて説明し始める彼女。
話しを聞けば、どうやら、毎年学祭で行われる一大イベントで、クラス対抗で行われるらしく、
代表はクラス外から選ばなきゃいけないらしい。
一位のクラスには、食堂無料券1年分が譲渡されるらしくどのクラスも必死だとか;
「食堂無料券…ミスコン…関連性が…;」
『とにかく、お願いぃぃ、見つからなくて困ってたのよ;』
必死すぎる相手を前にすれば、いつもの松雪の流れで断れなくなり、渋々承知する。
了承すればぱぁっと明るくなる彼女。その一方松雪は溜息もれるのだった。
『助かったぁ。そしたら、このあとにすぐミスコン始まるから、学生証かしてくれる?』
「ふぁ?」
『学生証!申請に必要なのよ!』
正体バレるんよね?と思いながらも、逃げられない状況に渋々渡す松雪なのだった。
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湊(プロフ) - りんさん» お返事が遅くなってしまい申し訳ありません(´;ω;`)最終章では、天ちゃんとの絡みが増えるかと思います。是非、天と百、二人を応援していただければと思います。ももちゃんもめっちゃ頑張る予定なんで。笑 コメントありがとうございました! (2017年10月8日 10時) (レス) id: cf888fb209 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - こんにちは。忙しい中素敵なお話を書いて下さってありがとうございます!通知を受け取る時からドキドキしてます(笑)天ちゃんと百くんのライバル関係ハラハラする展開がありとても良かったです。百くん頑張れ!って心の中で応援しちゃいます!また続き楽しみにしてます (2017年10月7日 17時) (レス) id: 582f0542f6 (このIDを非表示/違反報告)
湊(プロフ) - りんさん» こんばんは!はい、覚えてますとも!(`・ω・´)楽しみにしていただいてるんですね、ありがたいです( ;∀;)わかりますっ、学生時代にいろいろ伝説作ってる思うんですよー。笑 思いつく限りは更新していくと思うので!よろしくお願いします! (2017年10月4日 23時) (レス) id: cf888fb209 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - こんばんは!早速読ませて頂きました。前回のコメントで私のことを覚えていて下さって嬉しかったです!最初からずっとにやけっぱなしでキュンキュンしながら読むのが最近の楽しみです。学生時代の甘酸っぱい思い出がまたいいですよねー!また続き楽しみにしてます(*^^)v (2017年10月4日 20時) (レス) id: 582f0542f6 (このIDを非表示/違反報告)
湊(プロフ) - Rennさん» さっそく読んでいただき嬉しいです(*´ω`*)かわいいって言ってもらえるのが最高のほめ言葉です。笑 これからも、よろしお願いします(*´ω`*) (2017年10月3日 19時) (レス) id: cf888fb209 (このIDを非表示/違反報告)
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