ピアノ73 ページ29
4人でフレンチトーストを食べれば、あっという間に食べ終わる。
千「ごちそうさま、おいしかったよ、A」
「えへへ、千ちゃんに満足してもらえたんなら私も、大満足です(*´ω`*)」
万理「久々に食べたけど、相変わらずだな」
「えへへ、もっと褒めてくれていいんだよ?」
胸を張ればくすりと笑う、たまらずわしゃわしゃと百が頭を撫でれば嬉しそうに笑う松雪。
万理「そういえば、学園祭の仕事引き受けたんだって?依頼先の校長先生から電話もらったよ」
百「学祭?仕事?A、なんの話?」
「っ!!!お、お兄ちゃん!!それは内緒にしてって//」
百「バンさん!詳しく!」
「お兄ちゃん!」
二人で詰めよれば、どうどうと落ち着かせる万理。
静観する千はその光景を楽しそうに見守っていた。
千「学祭のゲストで呼ばれたとか?」
百「そうなの?!いついつ!俺、絶対見に行く!」
「(終わったって顔)」
万理「あー、今週末かな?」
百「そうなんだ!どこの高校なんですか?」
一度バレてしまえば、百のコミュ力により次々と情報が引き出されていく。
松雪は半ばあきらめ、その光景を眺めていることにした。
仕方ない、百の勢いに勝てたことなんて一度だってないのだから。
千「へえ、あの子たちの高校。じゃあ、お忍びで見に行こうか、モモ」
百「さすが、ユキ!ノリ良すぎぃ!」
千「Aは夕方からなんだし、昼間は空いてる?」
「」
ひ、る、ま?
"Aちゃんには、後夜祭の日は1日制服で行動してもらうからよろしくねー!"
思い出される絶望的な記憶。
「あ、いてない。真顔」
百「え?なんでなんで!少しくらい空いてるでしょ?」
「し、仕事あるし?(震え声」
※嘘はいっていない
千「(なんとなく察し)」
万理「まあまあ、百くんも千も、もし行くようなら学校に迷惑がかからないように」
千「はいはい」
百「はーい!」
元気よく返事をする傍ら、明らかに危険を察知している松雪。
不安を抱えたまま学祭当日へと突入していくのだがこの不安が的中してしまうことは、
言うまでもない。
トラブル体質の松雪の能力がいかんなく発揮される学祭となることを、
今はまだ知らない。
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湊(プロフ) - りんさん» お返事が遅くなってしまい申し訳ありません(´;ω;`)最終章では、天ちゃんとの絡みが増えるかと思います。是非、天と百、二人を応援していただければと思います。ももちゃんもめっちゃ頑張る予定なんで。笑 コメントありがとうございました! (2017年10月8日 10時) (レス) id: cf888fb209 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - こんにちは。忙しい中素敵なお話を書いて下さってありがとうございます!通知を受け取る時からドキドキしてます(笑)天ちゃんと百くんのライバル関係ハラハラする展開がありとても良かったです。百くん頑張れ!って心の中で応援しちゃいます!また続き楽しみにしてます (2017年10月7日 17時) (レス) id: 582f0542f6 (このIDを非表示/違反報告)
湊(プロフ) - りんさん» こんばんは!はい、覚えてますとも!(`・ω・´)楽しみにしていただいてるんですね、ありがたいです( ;∀;)わかりますっ、学生時代にいろいろ伝説作ってる思うんですよー。笑 思いつく限りは更新していくと思うので!よろしくお願いします! (2017年10月4日 23時) (レス) id: cf888fb209 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - こんばんは!早速読ませて頂きました。前回のコメントで私のことを覚えていて下さって嬉しかったです!最初からずっとにやけっぱなしでキュンキュンしながら読むのが最近の楽しみです。学生時代の甘酸っぱい思い出がまたいいですよねー!また続き楽しみにしてます(*^^)v (2017年10月4日 20時) (レス) id: 582f0542f6 (このIDを非表示/違反報告)
湊(プロフ) - Rennさん» さっそく読んでいただき嬉しいです(*´ω`*)かわいいって言ってもらえるのが最高のほめ言葉です。笑 これからも、よろしお願いします(*´ω`*) (2017年10月3日 19時) (レス) id: cf888fb209 (このIDを非表示/違反報告)
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