rain89 ページ11
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スタジオへと到着すれば、おかりんに待っているように伝えられる。
『雨』のドラマ以来だな、このスタジオも。
なんて思考を巡らせていれば、遠くの方を歩く百を視野に捉える。
「百さん·····!あれ、なんかとぼとぼしてる、元気ない?」
首をかしげれば、駆け出し、追いかける。
「百さん!」
百「あれ?Aちゃん?わあ!Aちゃんだ!」
「お疲れ様です」
ぺこっと頭を下げれば間髪いれずに抱きしめられる。
百さんあったかい、、あとなんかいい匂い←
百「わぁ、制服だ!やっぱり現役には敵わないよね。めちゃくちゃ似合っててかわいい!」
「えへへ、照れます//今日、現場同じですよね」
百「そりゃもう!同じドラマにでるんだから、もっちろんだよ!あれ、そういえばおかりんは?」
「あ」
岡崎「ああもうAちゃんこんなところに、、迷子になっちゃうから待っててって·····あれ?百くん。ちょうどよかった!」
「あはは、百さんが見えたから思わず」
えへっ、なんて笑って誤魔化せば、隣で崩れる百。
そんな百を目にすれば、「百くん、しっかり!」と声をかけられる状況にくすりと笑うのだった。
百「はぁ、一瞬死んだかと思った」
「百さん!早く共演者の方に挨拶回り行きましょ!すべてが今日までサプライズだったんだもん、早く知りたいです!」
百「うんうん、うちのAちゃんがお仕事に積極的でお兄ちゃんは嬉しいよ···」
「ほら、おかりんも二人とももたもたしてるとおいてっちゃうからねー!」
百「おかりん。初期と比べて俺に慣れてくれたのは嬉しいんだけど、なんか逞しくなっちゃった、A」
岡崎「そんな悲しそうに。懐いてくれたならよかったじゃないですか」
百「懐くって·····あれ、Aちゃんがいない!」
岡崎「ああもう言ってるそばから!」
その頃、碓氷はというと。
関係者楽屋と書かれたドアをノックしていた。
中から、返事が聞こえるもののなんだか聞き覚えのある声。
まぁ気のせいだろうとたかを括り、ドアを開ければちょうどタイミングが良かったのか、
ノブを持った状態で扉が開く。
もちろん体勢が崩れ、痛みを覚悟するものの
いつまでたってもやってこないのだ。
だ、大丈夫ですか?!
なんて頭上から声が降ってきて、慌てて、
こちらこそすみません!
と顔を上げたときには驚きすぎて心臓飛び出るかと。
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湊(プロフ) - モナカさん» モナカ様。遅くなってしまい申し訳ありません!コメントいただきありがとうございます。万理さんの小説も可能なら更新はしたいとは考えているので、筆がのりましたら是非復活させていただきますね! (2021年4月13日 20時) (レス) id: ab18fde111 (このIDを非表示/違反報告)
モナカ - 更新楽しみにまってます (2020年9月19日 0時) (レス) id: 896fd3364c (このIDを非表示/違反報告)
湊(プロフ) - モナカさん» こんばんわ、ありがとうございます(●´ω`●)癒しキャラを想定して作らせていただいたのでそう言っていただけますととても嬉しいです(*´ω`) (2019年12月2日 17時) (レス) id: ab18fde111 (このIDを非表示/違反報告)
モナカ - 更新ありがとうございます!お父さんとてもいいキャラですね!読んでいて何かほっこりしてしまいます (2019年11月29日 1時) (レス) id: 0b28f1db9c (このIDを非表示/違反報告)
湊(プロフ) - モナカさん» はじめまして!放置になっていてしまい申し訳ありません…!そのお言葉自体がありがたすぎて…はい。是非更新させていただきますね。 (2019年11月9日 8時) (レス) id: fc59f5796d (このIDを非表示/違反報告)
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