■87話 視点:ルイス・スタインフェルド ページ38
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無事に約束を取り付けられたので着替えて、特に必要もないのでとあるスポーツメーカーの衣類である黒のジャージ、アルトリアと一緒に先日同様食堂に行った。
先日同様朝食をMr.エミヤにもらい、アルトリアはまた何かもらっていたが、二人で色々と話して朝食を終える。
同様に樹くんと朝食を食べている椿さんに、アルトリアと共に大丈夫そうだなと頷きあった。
「あ、ルイスさん!」
食べ終えたので部屋に戻るかと席を立てば椿さんに名を呼ばれる。
向けば何か小袋を片手にこちらにくる椿さん、その後ろには眉間に皺を寄せた彼女のサーヴァントと、その後ろには俺を見る樹くんと頬杖を付いて俺とアルトリアを見るギルガメッシュ王が見えた。
「あの! 一昨日はありがとうございました。お礼って英国紳士さんに何したらいいかわからなくて。そういえばルイスさんピアス付けてたの思い出して。使ってもらえたら嬉しいです」
差し出してきた小袋に、開けていいかの許可をもらってからその場で開けてみて。
「!」
「これは…」
「ランサーさんの色をイメージしてみました」
出てきたのは槍をモチーフにしたシルバーに青と黄色のガラスが埋め込まれているピアスであった。
「いただいて、よろしいので?」
「はい!」
「…椿さん、よろしけもがっ」
「ツバキ、…モードレット、今のうちにイツキの元へ」
いつもの言葉を言い切る前にアルトリアに口元に手を当てられて言えず仕舞い。
加えて椿さんとそのサーヴァントを樹くんの方へと帰してしまった。
手を退けようにも相手はサーヴァント。
手で待ってくれとジェスチャーでするが、にこりと笑ってバイバイと俺に手を振ってくれた。
がっくりと項垂れて、椿さんが樹くんの隣に座ったのを見送って、そのまま俺の隣でしれっとした顔で座っているアルトリアを睨んだ。
「どうしましたかマスター」
「…いや」
気のせいか俺に対して遠慮がなくなったかのように感じるのだが…。
まぁいいか。
食堂を後にしようとしてドアを開けたら、丁度ノアくんが朝食を取ろうとしていたらしい。
目が合った。
「ひぃぃいいい!!!」
「おはようノアくん!」
踵を返そうとするのをMx.エルキドゥに止められていたのでその間に抱き上げたら暴れられた。
「ぎゃあ!! 離せぇええ!! なんで朝からお前に会わなきゃならないんだよ!!」
「朝からノアくんは元気だね。安心したよ」
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玲乃音(プロフ) - アルトリアとエミヤとのたい焼き話しが凄く気になります!! 続き頑張って下さい (2019年11月7日 8時) (レス) id: c000802a3c (このIDを非表示/違反報告)
湊(プロフ) - 細波幸近さん» コメントありがとうございます。是非、妄想していただいて楽しんでいただければと思います! (2019年10月22日 12時) (レス) id: ab18fde111 (このIDを非表示/違反報告)
細波幸近(プロフ) - なかなか面白い展開ですね!ここでうちの子に見せたら面白そうとか妄想しちゃいますね (2019年10月22日 12時) (レス) id: a768fd0174 (このIDを非表示/違反報告)
湊(プロフ) - 玲乃音さん» コメントありがとうございます。ルイスくんだからこそ一緒に入るのが許されたのではないかと思います。更新頑張りますね。 (2019年10月19日 22時) (レス) id: ab18fde111 (このIDを非表示/違反報告)
玲乃音(プロフ) - ウワワ〜〜!!ルイスとギル様!! 二人のお風呂シーン!! 楽しそうだなぁ……ギル様と風呂仲間になりたいなぁ (2019年10月19日 20時) (レス) id: c000802a3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:翔べないペンギン/湊 | 作者ホームページ:なし。
作成日時:2019年10月9日 13時