■67話 視点:ルイス・スタインフェルド ページ18
その柔らかな頬に自身の頬を寄せて、苦しくない程度に抱き締めて堪能。
「モチモチだね、変わらずで安心したよ」
「エルキドゥゥゥゥ！！」
叫んだのは何かの名前。
おそらくギルガメッシュ王と話をしている緑の長髪の…男性?女性？のサーヴァントだろう。
なかなに強力なサーヴァントを召喚したらしい、とても凄いことだ、流石ノアくん。
「マスター？」
「エルキドゥ！！！ 今だけは僕のいうことを聞いてく…ぎゃあああああ、離れろ！！ この"
そのやわらかいマシュマロほっぺに思う存分堪能していればノアくんの声に混じってアルトリアの声も聞こえた。
「マスター！ 見ず知らずの幼子になんてことを！」
「見ず知らずじゃないよアルトリア。この子は義理の弟になるノアくん。この前来たシャーロットさんとリリーさんの弟だよ」
「リリー姉様の婚約の件、僕は認めていないんだからな！！！ それより離せ変態ぃぃいい！！」
俺から逃れようとしているがやはり子供、あと身長差のためノアくんは俺の腕の中から抜け出すことはできない。
アルトリアも、俺の身内と知ってか考えあぐねているらしい。
困ったように俺とノアくんを見ていた。
「く、こうなったら…！」
右手を突き出したノアくん。
その右手をそっと握り、彼のしようとしていた行動を止める。
「ノアくん、それはやめておいた方がいいんじゃないかな？」
召喚して早々に令呪を切るのはサーヴァントとマスターとの間の関係に支障をきたすこともある。
もし彼に今、令呪を切らして何かあってはシャーロットさんは勿論、リリーさんに申し訳が立たない。
俺は彼の義理の兄になるのだから。
「ぎゃあああああ、だから耳元で囁くなってば！！」
べそをかいて俺を睨み上げるノアくんに、つい困ったように笑ってしまえば俺から奪うように誰かがノアくんを抱えていた。
カイルさんだ。
「先生…！」
「ルイス、そこまでにしてあげなよ。泣きそうになっているし」
「だがカイルさん、俺とノアくんは義理の兄弟なのだからそれは問題ないはずだが」
「ひとまず今は任せて」
「…わかりました。カイルさんがそう仰るなら仕方がない」
渋々、渋々引き下がればノアくんから涙目で見上げてきて、思わずもう一度となりそうになるのをカイルさんに止められた。
非常に残念である。
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玲乃音(プロフ) - アルトリアとエミヤとのたい焼き話しが凄く気になります！！ 続き頑張って下さい (2019年11月7日 8時) (
レス) id: c000802a3c (このIDを非表示/違反報告)
湊(プロフ) - 細波幸近さん» コメントありがとうございます。是非、妄想していただいて楽しんでいただければと思います！ (2019年10月22日 12時) (レス) id: ab18fde111 (このIDを非表示/違反報告)
細波幸近(プロフ) - なかなか面白い展開ですね!ここでうちの子に見せたら面白そうとか妄想しちゃいますね (2019年10月22日 12時) (レス) id: a768fd0174 (このIDを非表示/違反報告)
湊(プロフ) - 玲乃音さん» コメントありがとうございます。ルイスくんだからこそ一緒に入るのが許されたのではないかと思います。更新頑張りますね。 (2019年10月19日 22時) (レス) id: ab18fde111 (このIDを非表示/違反報告)
玲乃音(プロフ) - ウワワ〜〜!!ルイスとギル様！！ 二人のお風呂シーン！！ 楽しそうだなぁ……ギル様と風呂仲間になりたいなぁ (2019年10月19日 20時) (レス) id: c000802a3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翔べないペンギン/湊 | 作者ホームページ：なし。
作成日時：2019年10月9日 13時
