貴女が転校した先は幻想郷にある学校でした。 (ページ6)

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第３話「さとりさんってかわいいんだね…/////」ページ6

キーンコーンカーンコーン………

チャイムが鳴ると同時に教室に飛び込んだ。

魔理沙「セーフだぜ！」

「セーフ……なのかな？」

霊夢「なんでもいいじゃない。さ、席に座りましょう？」

神奈子「はいはい席についてー！」

霊夢「あれが八坂神奈子先生。理科の先生よ。」

こそっと耳打ちで教えてもらった。

神奈子「えーと、転校生の子よね？席はあそこよ。」

といって先生が一つの席を指差した。
隣に座るのはピンクの髪の子。

さとり「………よろしく。私は古明地さとり。」

「よろしく～！」

さとりが無言で教科書を差し出す。

さとり「……まだ持ってないでしょ？」

「ありがと！助かるよ～！」

あんまり喋らないけど優しい子なんだね。
ってその胸についてる大きな目は……？

さとり「ああ、これ？これはサードアイ(第三の目)。私、さとり妖怪なの。」

えっ……さとり妖怪……？
ああ、だからさっき何も言ってないのにわかったのか。
じゃあ今も聞こえてるってこと？

さっき「ええ。聞こえてますよ。」

じゃあしゃべり放題じゃん！

さとり「さとり妖怪同士ならできますよ？あ、そうそう。私、妹がいるんです。」

「妹？」

さとり「はい。あそこの席に座ってる、灰色の髪の子ですよ。こいしって言います。」

「へ～。あとで話してみよ。」

さとりが微笑む。こんな優しい笑顔の子なんだな。

さとり「照れるのでやめてくれません？/////」

いやそう言われても………というか照れてもかわいいのな。

さとり「/////」←赤面

なんだろう……なんかかわいいこの子。

さとりは顔を真っ赤にして俯いてしまった。

「えっ、あっ、な、なんかわかんないけどごめん！」

さとり「あなたが謝る必要はありませんよ？………嬉しいのです。」

「？(よくわかんない)」

さとり「人からかわいいなんて言われたこと……ほとんどないので……」

「そうなんだ………」

さとり「だから……ありがとう…/////」

「ど、どういたしまして………」

ほら、といって教科書を見せてくれる。
その顔はなんだか赤くて、かわいいと思ってしまう。

これから、楽しくなってきそうだ。