【ハリポタ】君のおとしもの (ページ3)

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「はぁ⁉杖をなくしたぁ⁉」

ギョッとして目の前の相棒を見るも、彼はケラケラ笑って「明日の授業受けなくてもいいぜ」なんて言っている。

___この様子じゃ遅めのエイプリルフールって訳ではなさそうだった。

「最後にいつしまったのさ」

そう聞いても、んーと言葉を濁らすシリウスに思わずため息が漏れた。いつからそんなにおっちょこちょいになったんだよ……

「マクゴナガルに言ったら結構まずいんじゃないの？」

「……よくよく考えるとめんどくせぇ」

僕の言葉で考え直したのかさっきとは打って変わってダルいを連呼しているシリウスは、やっと事の重大さに気づいた。優しい人に拾われてたらいいけど、ねぇ…？

「ファンだったら、何されるかわかんないね」

帰ってきたら呪いがかけられていた…とかさ。そう具体例をシリウスに話すと、シリウスはその場で大声で叫んだ。

___「あー！めんどくせー！！！！！」

グリフィンドールの先輩から苦情が来たのは、また別の話ということで。