お気に召すまま。４

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遥『 じゃ、明日10時から会議だから、資料忘れんなよ 』


「 はい、今日はありがとうございました 」


遥『 あ、今日何食べたかは青山に内緒な、あいつぜってぇ強請ってくるから 』


「 了解です、笑 」





タクシーから降りた私に、いつも通りの遥さん

きっと遥さんは、明日もいつもと変わらないゆるーくてカフェイン中毒でタイピングの速い遥さんだ


優しいなあ、





「 ……え、 」





タクシーを見送って、エントランスでポストの中身を確認してエレベーターの中、今日は全然触れてなかったスマホを起動させると、ズラっと並ぶ通知





「 隼くん、？ 」





大半は隼くんからのLINEで、なんだか複雑





A遅れてごめんね、ご飯食べに行ってたよ〜





今何してる？の返事

１時間前位に届いてるから、今はもう気にしてないのかもしれないけど。





「 …うーん、 」





昨日の決意のせいで、どうしたらいいのかほんとに分からない


どうして私はその場の空気にすぐ流されてしまうのだろうか。









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