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「ん…」
目を開ければ眩しい光が目に入る。
今日は休みだから目覚ましを掛けていない。
横に違和感があり振り向いてみれば
「え、理鶯?」
私の声に理鶯が目を覚ます。
「ん、おはよう姉貴」
「え、いつから?」
「夜中だ」
弟の理鶯が隣で寝ていた。
いつの間に!合鍵は渡していたけどチェーン閉めてなかったっけ…。
「連絡してくれればいいのに、最近連絡なかったけど忙しいの?」
「ああ、だから癒されに来た」
と言いながら理鶯が私に抱きついてくる。
相変わらずのシスコンぶり。
「もう、姉離れしなさい。何のためにトウキョウ出てきたのかわかんないよ」
理由はそれだけじゃないけど。
「ヨコハマに戻ればいい、俺が面倒みる」
「虫はやだよ」
「この間、珍しい昆虫を見つけて食してみたらなかなか美味だった。今度調理してやろう」
「だ、大丈夫です…」
背が高くてイケメンなんだしモテるはずなんだけど、山に隠ってるなら出会いもないか…。
そもそも虫…。
彼女早く作ってくれたら丸く納まるのに。
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チミ(プロフ) - 曇天に笑うさん» 小説を読んでいただきありがとうございます。曇天に笑うさんの仰る通り「佐」となっていた箇所が複数ございましたので訂正致しました。ご指摘ありがとうございました。 (2020年4月14日 15時) (レス) id: 45074b8498 (このIDを非表示/違反報告)
曇天に笑う - 佐馬刻の佐が違う左だけど (2020年4月14日 13時) (レス) id: 96967fede0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:那賀川かがな | 作成日時:2019年9月24日 2時