【ヒプノシスマイク】おい、こいつどうにかしろpart5

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｢じゃ、今日はありがとう
本当に心配かけちゃってごめんね｣

｢気にすんな！｣





3人に別れを告げ、乱数の事務所に向かうことにした



帰る時に手を振ると、二郎君と三郎君も小さく手を振り返してくれた余韻に浸っているとすぐに着いた



乱数の事務所の中へ入ると乱数はガバッと抱きついてきて、私の首元に顔を埋めた






｢オネーさんが無事でよかった！！｣

｢……心配かけちゃってごめんね｣






後ろにいた幻太郎さんと帝統はそんな様子を暖かい目で見守っていた





｢怪我はないですか？｣

｢はい、なんとか｣

｢一区切りついたってことは聞いたけど、どうやったんだ？｣

｢あー……
強行突破？｣





そう言った瞬間、みんなの表情が変わった



乱数は私を抱きしめる力が強くなり


幻太郎さんは呆れたような表情を浮かべ


帝統は眉間にシワを寄せていた






｢強行突破ってどういうことだよ｣

｢私の情報収集力でも奴のことはわからないことばっかだったからさ？
えへへ｣

｢また突拍子もないことを……｣

｢オネーさん、そんな危険なことメッ！だよ？｣

｢ごめんごめん｣





笑いながら謝ると頬を膨らませながら

『僕は本気なんだよ！？』

と言った





｢いや、大丈夫大丈夫
ちゃんと気をつけるから｣

｢まあ、いいじゃねぇか！
全部終わったんだろ？｣

｢……うん、全部終わった｣





私が顔を上げてそう言うと3人は笑顔を向けてくれた



幻太郎さんは

『よく頑張りましたね』

と優しく頭を撫でてくれて、私はなんとなくそれが照れくさくて上げた顔をまた下に向けた

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