【ヒプノシスマイク】おい、こいつどうにかしろpart5

story136 ページ19

目が覚めるとなぜか事務所で、しかも布団の中という事態



え？と1人驚きながら身体を起こし、携帯を開くと銃兎さんから丁寧にメッセージが送られていた



やっぱり潰れたらしく、わざわざ事務所まで連れてきてくれたらしい



鍵はご丁寧に机の上に置いてあり、その隣には漢方薬も



誰が買ってくれたのかまでは書いていないけど、なんとも気の利く方がいらっしゃったようだ



とりあえずお礼をいれて、私は再び布団の中へ



改めて昨日のことを振り返るとなかなか濃い1日だった



やっと、やっと終えることができた



ずっと探し続けていた彼が殺されたわけも


その犯人も見つけることが出来た



そして、奴との因縁も切ることが出来た



全て終わったのだ





｢やっと、終わったよ｣





寝転びながら流れる涙


こんな姿、誰にも見せられないから1人でよかった



今だけは泣いていることを許してもらえるだろうか


ただただ流れていく涙を拭うこともなく、私は静かに泣いていた


終わったからこそ縛られていた枷はなくなり、自由になった


でも、自由になったからこそどうやってすごせばいいのだろうか


今まで目的のために生きてきたからこそ、わからなくなっていた

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