ただの幼馴染み！③ (ページ27)

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2度目の… 気付く気持ちページ27

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学校の最寄りに帰り着いてお別れが近づいた時

中「あの…さ、もう1度聞いて欲しいんだけど」

妙に深刻そうな中丸先輩が

中「俺はAちゃんが好きです。俺と付き合ってくれませんか？」

2度目の告白をしてきた。

大好きな中丸先輩、

優しくて面白くて、サッカー姿がカッコいい…

多分中丸先輩の彼女になれたらすごく幸せになれると思う。

「お願いします」そう応えようとした時、

気付いてしまった…

『ごめん、なさい…』

私は…

『他に好きな人が居て…』

やっぱり竜が好きなんだって。

淳くんが言ってた事が初めから当たってたんだ

気付いてしまった。

中「そっかぁ、それって上田君って子？」

『竜を知ってるんですか⁉』

中「あ、実は俺田口と同中でさ、聞いちゃったんだよねw」

おいおい、淳くん！！？？

中「遠くから見てもお互い想い合ってるんだな～って分かるくらいだったしねw」

告白を断ったというのにホントに優しくて、申し訳なくなる

『私の…片想いですよw』

中「大丈夫、頑張って」

『ありがとうございます』

好きな人の恋を応援するのが辛いってよく分かっている分、中丸先輩からの応援は聞いてて涙が出そうになった。

そろそろ家に帰る電車の時間になったので

『中丸先輩、ありがとうございました！
今日もすごく楽しかったし、お気持ち、嬉しかったです！』

そう言って去ろうとすると、

中「こちらこそありがとう！
頑張ってね！俺はしばらく待ってみるけどw」

冗談みたいに言ってくれる。

ホントにホントに優しくて素敵な先輩だ

『後悔しないよーにします！w』

私も冗談めかして言ってみたけど多分お互いちょっと泣いてた