◇163◇ツナside ページ15
朝、Aが気を利かせてセットしてくれたであろう目覚ましで起きて
着替えて食堂に行くと、“いつも通り”のAが居た
誰も見ていない時を見計らって、彼女に「目覚ましありがとう」と耳打ちすると、ほんのり頬を染めて頷いた
…そんな些細なことにさえ胸の辺りが苦しくなって、同時に穏やかな気持ちにもなって、
リボ「何にやにやしてんだ」
「んぐ、ッ！？」
背後からいきなり蹴りを入れられ、飲んでいたスポーツドリンクを吹き出しそうになる
…飲み物を飲んでいる時くらい急な暴力をやめてほしいが、コイツに何を言っても無駄だろう
咳き込む俺を尻目に、リボーンは何事も無かったかのように話し始める
リボ「お前、チョイスのことAに話したか？」
「…まだ話せてない。昨日の夜話そうかとも思った…けど」
白蘭が回線をジャックして告げてきた、チョイスの参加条件…
「仲間は全員連れてきてね」「みんなで来ないと君達は失格だからね」なんて、ふざけてる
“全員”にはA、ハル、京子、それにチビ達も含まれていて…
従いたくないに決まっているが、俺達に拒否権はない
4日後が“大事な日”で、俺達がその日に向けて修業していることは既にみんな知っているから、あとはその戦いの場について来て欲しいと頼むだけだが…
Aは余計に眠れなくなってしまうんじゃないかと考えて言い出せなかった
本当なら、彼女の心が安定するまでなるべく時間が欲しい
リボ「心配なのは分かるが、急に戦場に引っ張って行く訳にもいかないからな。事前に伝えておけよ」
「そう、だな…。今日中に伝える」
…
リボーンに宣言した通り、夕飯の前に時間を貰い、チョイスについてきて欲しいことを女子3人に伝えた
3人とも強かだから拒否されることは無いと思ってはいたが…ここまで前向きだとは思いもしなかった
京子「みんなを近くで応援できるんだね…！」
ハル「本番まであとたった4日ですが、更に気合い入れてサポートしますよ！」
A「当日も何かできることがあれば言ってね」
「…ありがとう」
嬉しそうに、でも覚悟を決めたような彼女らの眼差しに、背中を叩かれた気分になった
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ゆかり(プロフ) - あえて原作沿いってのもいいですね、 (4月14日 20時) (
レス) id: a64b7436ba (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - 綱吉大好きなので続き気になります！主人公ちゃんとの展開気になります (4月14日 20時) (レス) id: a64b7436ba (このIDを非表示/違反報告)
夏みかん(プロフ) - りっちゃんさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！超スローペースですので気長にお待ちいただけると幸いです (3月15日 11時) (レス) id: bb0a58f2b5 (このIDを非表示/違反報告)
りっちゃん(プロフ) - お気に入りに登録するぐらいこの話が大好きです。こんな話をずっと待ってました。夏みかんさんは神です❗ハイカレ5楽しみにしてます。頑張ってください‼️ (3月11日 17時) (レス) id: afa3a029ad (このIDを非表示/違反報告)
夏みかん(プロフ) - さくらさん» 何度も読み返してくださった上にコメントまでありがとうございます。理想のツナくんを求めて探し回り、見つけられず自給自足し始めたのがコレなので、理想的と言って頂けてとても嬉しいです！ (2023年3月11日 5時) (レス) id: bb0a58f2b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏みかん | 作成日時：2015年6月24日 17時
