◇113◇【催花雨】 ページ15
「ふーっ、重かった…！」
両手に抱えた買い物袋をドサッと食堂のテーブルに置いた
入江さんへの差し入れは男子達に任せたけれど、やっぱり買い出しについて来てもらえばよかったと少し後悔したり
ビアンキ「みんなお疲れ様。とりあえず全部出して仕分けしましょう」
ランボ「おやつ！ランボさんのおやつ出して！」
「ちょっと待ってね、えーと…どこに入れたかな…」
京子「こうして見ると、本当に沢山買ったね」
ハル「新しい調味料なんかも買えましたから、レパートリーが増えそうです！」
「作るの、楽しみだなぁ」
私が呟くと、京子ちゃんとハルちゃんはにっこりと微笑んだ
京子「Aちゃん、もうすっかりお料理好きだね」
「2人とビアンキさんが優しく教えてくれたおかげ。…あと、ツナくん達のおかげでもあるかな」
ハル「はひ？ツナさん達ですか？」
「うん、最初はただ上手くならなきゃってその一心でお料理頑張ってたんだけど……段々、もっと美味しいと思ってもらいたくなって」
京子「ふふっ、分かるよ、ツナくん達って美味しそうにもりもり食べてくれるから、作りがいがあるよね」
ハル「獄寺さんも「普通」とか言いながら残さず食べてくれますしね」
「そうそう」
過去に帰った後も…ビアンキさんと、京子ちゃんとハルちゃんと、イーピンちゃんと…一緒にお料理したいな
過去に帰れるのがまだ先になりそうなことはツナくん達から聞いたけど
…いつになるんだろう……
…
「よし、食料庫に持っていく分はこれで全部かな。私、 行ってくるよ」
ハル「缶詰重いですし、ハルも行きますよ！」
「ありがとハルちゃん」
沢山買ったから、食材をそれぞれの場所にしまうのも一苦労だ
食堂の冷蔵庫にしまう分は京子ちゃんに任せて、ハルちゃんと食料庫へ向かう
ハル「Aちゃんは、おうちで何か面白い物とか見つけましたか？」
「！」
道中、自分の家はどんな様子だったかという話はしていた
だから、私と同じくハルちゃんも京子ちゃんも家族が家を空けていたことは知ってる
聞かれて頭に浮かんだのはやっぱり日記に挟んであった手紙のことだった
でも、私自身もよく分かっていない手紙のことを何て説明したらいいか分からなくて…
それにツナくんの名前を出すのは何だか憚られて、言えなかった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 91人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「リボーン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アイシー(プロフ) - 今まで白ツナや黒ツナ等だったので、ハイパーって新しい！と思ったのと同時にハイパーツナ君に惚れてしまいましたｗハイパーでもツナはツナのままのところとかがすごく可愛らしいし、戦闘シーンはかっこいいです！これからも頑張ってくださいっ!!! (2015年6月22日 7時) (
レス) id: dfd3b15349 (このIDを非表示/違反報告)
あやにゃん(プロフ) - 夏みかんさん、初めまして！ハイパーカレシ、ツナのちょっと不器用な感じと、夢主ちゃんのツナへの思いがもうたまらないです！ご自分のスピードでよろしいので、更新頑張ってください！応援させていただきます！ (2015年6月9日 2時) (レス) id: 75663eea7a (このIDを非表示/違反報告)
ユズ(プロフ) - 突然失礼します。とってもいい小説なのでコメントさせていただきました。ツナさんと夢主の今後が気になりますが、雲雀さんと夢主の関係も気になります!!いったいどんな関係なのですか!?(これは聞いちゃダメか(笑)とっても気になります。頑張って下さい,応援しています。 (2015年5月25日 19時) (レス) id: be793533bd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夏みかん | 作成日時：2015年5月21日 16時
