◇108◇【充電】 ページ10
山本「よっ」
了平「揃ったな！」
私はすぐさま、待ち合わせの十字路に来た京子ちゃんとハルちゃんの様子を伺った
ハルちゃんは少し目が赤いから泣いちゃったようだけど…
2人とも、心配していたほど落ち込んでいるわけでは無さそうで、一先ずほっとした
…というか、むしろ元気になったように感じるのは気のせいかな…？
了平「いいかお前ら！極限にファイトだ！！」
「！？」
獄寺「なに興奮してんだ？」
京子「お兄ちゃん、家に戻ってからずっとこうで…」
了平「輝かしいこの未来のため！愛するかもしれぬ者のため！」
獄寺「10代目…よく考えたらいつも大体こんなです」
ツナ「…そうか？」
了平「次はどこへ行くのだー！？」
ビアンキ「あなた達、他に行きたい所はないの？」
…
向かったのは、並中
教室まで行くと、皆が自然と自分の席に歩いて行った
京子「なつかしー！」
山本「俺の席はここだったな」
「私は京子ちゃんの隣だから…ここ」
席に着いてみて気付いたけど……私、隼人と武の席がどこか知らなかったんだな
それもそうだ、彼らとは未来に来てから関係を築いたんだから
出会った時は皆とこんな風に関わっていけるなんて思いもしなかったのに、今は……
「私…、ここに来られてよかった」
山本「ん？学校か？」
「学校もだけど…この未来の世界に」
ツナ「…！」
ツナくんが露骨に驚いた反応をした
「こんな大変な状況で何を言ってるのか」って思われるかもしれない
でも…これが偽りのない私の気持ちだった
「私だけこの場に居なかったらって思うと、嫌だなって思うから」
京子「確かに、そうだね。一緒じゃなかったらここまでAちゃんと仲良くなれてなかったと思うし」
「うん。未来の世界に来たから出逢えた人もいる」
新しい事を学んで、新しい感情を知って…閉鎖的だった私の世界が少し広がった
この先、過去に帰るまでの間に辛いことが待っているかもしれないけど
過去に帰れた後も同じように思えていたら、いいな…
ツナ「…少し、風に当たってくる」
「…え？」
獄寺「お供します、10代目」
ツナ「大丈夫だ、Aと京子を頼む」
ツナくんは前触れもなく静かに立ち上がって、教室から出て行ってしまった
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アイシー(プロフ) - 今まで白ツナや黒ツナ等だったので、ハイパーって新しい！と思ったのと同時にハイパーツナ君に惚れてしまいましたｗハイパーでもツナはツナのままのところとかがすごく可愛らしいし、戦闘シーンはかっこいいです！これからも頑張ってくださいっ!!! (2015年6月22日 7時) (
レス) id: dfd3b15349 (このIDを非表示/違反報告)
あやにゃん(プロフ) - 夏みかんさん、初めまして！ハイパーカレシ、ツナのちょっと不器用な感じと、夢主ちゃんのツナへの思いがもうたまらないです！ご自分のスピードでよろしいので、更新頑張ってください！応援させていただきます！ (2015年6月9日 2時) (レス) id: 75663eea7a (このIDを非表示/違反報告)
ユズ(プロフ) - 突然失礼します。とってもいい小説なのでコメントさせていただきました。ツナさんと夢主の今後が気になりますが、雲雀さんと夢主の関係も気になります!!いったいどんな関係なのですか!?(これは聞いちゃダメか(笑)とっても気になります。頑張って下さい,応援しています。 (2015年5月25日 19時) (レス) id: be793533bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏みかん | 作成日時：2015年5月21日 16時
