＊ハイパーカレシ２＊ (ページ44)

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◇92◇ツナside【真相】ページ44

やっとの思いで辿り着いた入江正一は…「僕は君達の味方だよ」と言った

俺達を短時間で飛躍的に成長をさせるため、自分を標的にしてメローネ基地に乗り込むように仕組んだのだ、と

全員が戸惑う中、入江は必死に説明をする

入江「…守護者でないイーピン、笹川京子、三浦ハル、桜沢Aまでを過去からこの時代に連れてきたのは何故だか分かるかい？」

「…！」

入江「人は守るものがあると強くなれる。そのために必要だと判断したんだ」

自分の中で…何かがブツンと切れた音がした

話し続けようとする入江に近寄って、胸ぐらを掴みあげる

入江「現に…っ！？」

「そんな…そんな理由で！もしA達に何かあったらどうするんだ！！」

入江「えっと…」

「A達だけじゃない…鍛えられる前に山本や獄寺やラル…皆この戦闘で死んでたかもしれないんだ！！」

入江「…その場合は…それで仕方ないんだよ…」

「！？」

極寺「んだと！」

クローム「そんな…」

入江「僕だって一生懸命やってるよ！これは君達が思ってるほど小さな問題じゃないんだ！」

入江がヤケクソのように声を張り上げた

入江「それにこの計画はこの時代の君の意志でもあるんだ、綱吉くん！」

「！？」

入江「この計画は絶対バレないように僕と10年後の君と雲雀恭弥だけの秘密だったんだ。…直前になって、君は計画の一部をAさんにも話したようだけど」

「なっ…、」

俺が、Aに…！？

“一部”って一体どこまで……

入江「10年後の君は関係ない仲間を巻き込むことには最後まで躊躇していたが…最終的に過去の自分達の成長に必要だと了承したんだ」

「…そ、んな……俺が…」

自分の意思で巻き込むことを選んだ…？

そんな決断をする自分は想像もできない

だからといって入江が嘘をついているとは思えなくて…

ラル「ありえん！沢田の性格は知っている！」

獄寺「そーだ！10代目はチビを巻き込んだりしない！」

入江「あ～も～、それくらいヤバイ状況ってことでしょ！？話の流れで察してくれよ！！」

スパナ「プッ…正一、逆ギレ…」