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5 話 ページ6

今日俺は部長会の資料をまとめる為に朝からずっと机に向かっている。
休み時間もずっと、だ。

おかげでAとは話せない。

向こうが俺に気を使って、話しかけてこないことも話せていない理由になるのだが。


俺がいない彼は一人…
なんてこともなく。

とある女二人と話している。


席も意外に近い所で話しているのでチラチラと言葉が聞こえる。


「うざいんだけど。」

ふと耳に入ってきたその言葉。

誰が言ったのか見てみるとAと話している一人だった。


…また言ってるのか。

俺からすればその一言で終わる。

その女二人は、ある二人と対立している。

進級当時は仲が良かったものの、考えが合わないことが多くだんだんと対立していった。

まだお互いを許せないらしく、愚痴を言っているのを何度か見かけたことがある。


片方が、ではなく
両方言い合っているのだから余計に面倒。

そろそろ許せばいいのものをくだらないプライドが邪魔をしているらしい。


それをいい奴に相談しないでいただきたい。

わざわざAが口出しすることでもないだろうに。



「あー。分からなくはないけどさ、」

「でしょー!?
もう本当に許せないんだけど!」


興奮して声が大きくなっていることにも気づいていない。

もう一人の女が肩を叩いてようやく気づいた。

流石に本人たちにも聞こえてしまっているようで。



「影で悪口言うなら、それなりの覚悟をもちなよ。

後で危険な目にあうのは君たちだし、俺はそこまで面倒見れないよ」


Aはそう言って女たちの元から離れた。

…なんか地味にカッコイイこと言ってね?

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かミエ(プロフ) - ヒグレキさん» 黒尾がいる限り、きっと彼は幸せですよ……(`・ω・´) (2017年11月22日 17時) (レス) id: 450affa156 (このIDを非表示/違反報告)
ヒグレキ - とっても良い物語だったわ!夢主くんは幸せになったかしら、、 (2017年1月21日 8時) (レス) id: 3bbc5d11c3 (このIDを非表示/違反報告)
かミエ(プロフ) - √0さん» ありがとうございます。そんなことを言ってくださるとは…! はい、これからも努力させていただきます! (2016年12月11日 21時) (レス) id: c1f7ffbfd5 (このIDを非表示/違反報告)
√0(プロフ) - 初コメ失礼致します。とても感動するストーリーでした‥‥!この様な文章を著す事の出来る作者さんに、感銘を受けました!これからも頑張って下さい! (2016年12月1日 7時) (レス) id: a171e3b181 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かミエ | 作成日時:2016年10月24日 21時

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