67 話 ページ21
「____それはどうかな…？」
再不斬の声が聞こえた瞬間
急に背後に違和感が。
『お前ら！後ろ！！』
「終わりだ」
突然の出来事で皆固まってしまっている。
誰も動けていない。
いや。
先生は動けるか。
先生は俺たちを突き飛ばし再不斬を刺した。
しかしそれは水分身で。
…俺は声をかけることしかできなかった。
でも先生みたいに動くことができなかったら、何も助けられない。
里に帰ったら早速特訓だな。
そんな事を考えていると先生が蹴飛ばされていた。
落ちたのは水の中。
そこには罠があって先生はかかってしまった。
「カカシ、お前との決着は後回しだ。
まずはあいつらを片付けさせてもらうぜ」
再不斬はそう言い、水分身をだした。
どうやら標的は俺たちのようだ。
殺されるな、これは。
ナルトたちみたいに恐怖があると。
感情殺したなら、俺が殺るしかないだろ。
「額当てまでして忍者気取りか。
だがな、本当の忍者ってのはいくつもの死線を乗り越えた者の事をいうんだよ」
俺は死線を乗り越えた。
思い出したくもないこと。
両親を失い、敵を殺したあの日。
俺は失う怖さも、奪う怖さも知った。
俺は______。
「ナルトォ！！」
『！…しまった』
考え事をしすぎたか。
戦場で考え事などしてはいけないのに。
反省、は後にして。
今何をするかを考えろ。
ナルトは蹴飛ばされて額当ても取られた。
多分、いや。絶対取り返しに行くだろう。
しかしナルトは逃げ腰だ。
あれ、いつものナルトじゃない…。
左手の痛みに誓うんじゃなかったっけ。
もう二度と逃げないんじゃなかったけ。
俺はナルトに声をかける。
『ナルト。
もう逃げないって、負けないって誓ったんじゃなかった？
その左手の傷は何の為にできた？』
「！……ああ！」
目に光が戻ったナルトは一人で再不斬に突っ込む。
行動が急すぎる…。
…一緒に行くつもりだったんだけどな。
案の定
ナルトは蹴飛ばされて帰ってくる。
でも案外、結果オーライかな。
ナルトの手には先ほど奪われた額当てが。
「お前の新しい
いずれ木の葉の火影になる男。
木の葉流"忍者"
うずまきナルトってな！」
そしてこの失望していない顔と宣言。
全員が希望を取り戻した気がした。
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夏樹(プロフ) - 白君！再不斬くーん！寂しいっ...夢主の存在を否定せずにいてくれてありがとおおお！（（ はい、これからも楽しみにしています！ (2016年4月27日 0時) (
レス) id: d97f9ab40d (このIDを非表示/違反報告)
カミエ(プロフ) - 夏樹さん» そ、その考えは無かった…！結果はこうなりましたね（笑）これからもよろしくお願いします！ (2016年4月26日 18時) (レス) id: c1f7ffbfd5 (このIDを非表示/違反報告)
夏樹(プロフ) - キャー痛い！痛い！千本痛い！このまま千鳥受けちゃうとか！？そしたらまたちょっと可笑しな柱間さんとコンニチハ だよｗ (2016年4月25日 23時) (レス) id: d97f9ab40d (このIDを非表示/違反報告)
カミエ(プロフ) - アオバさん» ありがとうございます！そしてすみません… 。続編の説明で書かなくてはいけないのを思いつきまして、急遽載せたので続編のヤツが出てしまいました。お気になさらず… (2016年4月5日 22時) (レス) id: c1f7ffbfd5 (このIDを非表示/違反報告)
アオバ(プロフ) - いつも楽しみにしながら見てます！！！続編凄いですね！！これからも更新頑張ってください！！ (2016年4月5日 17時) (レス) id: 7913581de4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かミエ | 作成日時：2016年2月21日 15時
