【キ/ヨ】旦那様は実況者【実/況/者】

フレンチトースト ページ3

Aside






『「いただきます！」』





その後、ささっと作り終えて、ダイニングテーブルに向かい合って座った





…今日は初めて作ったやつなんだけど、気に入ってくれるかな





キヨ「…ん、うま！」





『！…本当！？今日はねー、最近キヨくんがハマってるフレンチトーストを作ってみたんです！』





キヨ「毎日食べたい。」





『まじですか！よかったー、喜んでもらえて』





キヨくんは本当に美味しそうに食べてくれるから、作りがいがあるなぁ





『いいお嫁さん持ちましたな！』





キヨ「いや、それは無い」





『え、』





何それ、普通にショックだわ





キヨ「いつもうるせぇし、くっついてくるし…、なんか朝ぶつぶつ言ってるし…」





え……、！





『き、キヨくん起きてたの！！』





キヨ「まあ、少し」





そ、それこそまじですか…、私、あんなの聞かれたらもう…本当に引かれるじゃん！





『聞いてないことにしてください。』





キヨ「無理、録音したから」





と、ポケットからスマホを取り出すキヨくん





『え、何してんの！！嘘でしょ！』





キヨ「うん、嘘」





『……』





キヨ「……」





『…はぁぁああ、』





私は机になだれ込む





『キヨくん意地悪！』





あのさっきの甘々キヨくんはどこに行ったのさ！





さっきの光景をもやもやと思い出す





ああ、にやけてきそう





キヨ「なににやけてんの、キモ」





『うるさい！！』





次は酔っ払ってくれないかなぁ…甘々キヨくんに会いたいよ





まあ、毒舌キヨくんも好きだけどさぁ





………ん、そういえば





『今日、キヨくんの友達来るんじゃなかったっけ！』





キヨ「あー、そういえばそうかも」




その手があったか！





きっと、友達が来るということは夜遅くまで遊ぶんだろう





だからきっと、お酒飲んでわいわいするはず…！





『うん、それでいこう！』





キヨ「え、なに」





『い、こ、こっちの話です…』





私はキヨくんに嘘をつくのが下手である





いつもエイプリルフールは苦戦するものだ





何度騙されたことか…！





キヨ「ん、ごちそうさま」





『え、はや』





キヨ「美味しかったから」





『うーーっ…//』





嬉しい事言ってくれるなあ！この野郎！！





キヨ「照れ屋。顔赤けーぞ」





『……！』






い、今ほ、ほっぺたつねられた……、、//

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