【風・雲雀】philemaphobia2【ディーノ】リク募集中 (ページ46)

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【番外】守らせて… ページ46

すいません…そう言ってバルコニーで外の空気を吸うと外の下にある噴水に男女がいるのが見えた。何か男の方が言い寄って女が嫌がってるように見えて人の恋路に関わるのは良くないと思いながらも

男の方がしつこそうだったから助け舟でも出しに行くかと下へ降りて行くと唖然とした。女の方のドレスはAが着ている彼女と同じ目の色をした綺麗なドレス。リオネルが用意したものだ。

『無理なんです、ごめんなさい』

「でも心に決めた人はいないって！！月姫…ぜひっ」

『いやっ…やめてくださいっ！！』

「ボスがあなたとの婚約も考えてるんですよ？是非我がファミリーに」

『あなたのボスにもお伝えしたはずです…私は妻にはなれないと。やめてください…』

アイツは…ボンゴレ傘下のファミリーか…あそこまで手を出しに来てるのか。

D「悪いな、そういう話ならボスの俺を通してくんねーか？」

「は、跳ね馬ディーノ…？！」

『ボス…』

D「とはいえまだうちの大事な姫君を他のファミリーにやる予定は一切ないけどな。コイツが出ってたら手の付けられない部下もいるしな」

「チッ…月姫、ボスの話考えておいてくださいよ。では」

そう言うと即座に男は去っていった。まぁ、まだボスにしては若いとは言え一応ボンゴレの同盟ファミリーのボスだしな。喧嘩は売られずに済んだ。

『ごめんなさい…会場に戻ります、ボス』

D「ちょっと待った…」

『え？？』

やべっ…何言うか全然考えてないのに手を掴んで引き止めちまった。キョトンとした彼女の顔…その目は掴まれた手を見て次の瞬間彼女の頬が真っ赤に染まった。

『な…なんですか…ボス///』

平然を振舞おうとしているけど恥ずかしそうに目をそらして戸惑った顔をしている。

D「け、怪我なかったか？」

『えぇ…助けていただいてありがとうございます』

D「ほんとに何もなかったか？」

『はい？』

D「よかった…(ぎゅっ」

『？！？！ボス、なにしてっ///他の人に見られたらっ///』

無意識に抱きしめていたがそういやこの場所あのバルコニーからしか見えないんだよなと思い出して抱きしめる腕に力を入れる。

D「愛してる…ごめんな？時間とってやれなくて(なでなで」

『？！？！///…そんなこと気にしてないです』

D「嘘つき、涙出てるぞ？ごめんな？寂しかったよな…ごめん」

泣くなよと言うと嬉し涙は零しても良いんですと拗ねた言葉が返ってきた。