【風・雲雀】philemaphobia2【ディーノ】リク募集中 (ページ40)

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【番外】Valentine ページ40

鳥籠の中の鳥でよかった、隣にいてくれれば幸せだった。でも最近は仕事が忙しくて隣にいるのは上司と部下の時だけ…最近恋人として隣にいたことはない。倦怠期というやつなんだろう…

寂しくて溢れる涙が枯れた頃…遊び始めて罪悪感がありつつも結局これしかなかった。愛してるそんな言葉に溺れていたくてきっと私なんか見えてない彼の現実を受け入れたくなくて気付かないふりをした。

もうしばらく言われてないその言葉が欲しくて…言いたくても言いたいことが言えなくて自分を見失わないように遊びに快楽を覚える。

【あのね…あのね】

【あなたが思うほど私…】

【強くないんだよ…】

たった一言が欲しくて遊ぶなんてなんて馬鹿げてるって思うかもしれないしほんとに愛してるの？って思われるかもしれないけど愛してるけど言っちゃいけないって知ってるからこれしかなかったの。

◇◆◇

『(でも一度ぐらいあげても…いいかな…)』

夜見回りをしていると厨房の明かりがついてて姫が何かを作っているようでした。

リ「(そういえば…バレンタインですね…)」

でも今日女の子達と作ってきたとは言ってましたが…多分大体の察しはつきますが…

◇◆◇

『リオネル！』

リ「なんでしょう？」

『義理だけど…あげる･･･』

リ「おや、ありがとうございます。今日は夕方からパーティーなのでお忘れなく」

『うん･･･じゃあみんなと待ち合わせしてるから行ってくる！』

なるべく可愛い服を着て皆との待ち合わせ場所に行く。みんなで渡して回ろうってことになって…本命もいるのに皆いいんだろうかと思いながらも行くと皆が着々と集まっていた。

今日のパーティーはボンゴレは関係ないから渡してしまおう。確かベルとスクアーロはパーティー参加予定だっけ。

ハ「とりあえずツナさんと獄寺さんや山本さんのところに行きましょう！」

大きな３つの袋に皆のチョコを入れていく。本命もこんな扱いでいいのかな？と思ったけど当のハルや京子ちゃんが楽しそうだからいいか。骸の所やリボーン、風、恭ちゃんのとこにもそれぞれ渡して皆満足げで

確かにチョコ渡しをみんなでしたりするのも悪くないものなんだなぁ…なんて今まで縁のなかった私にもそう思えた。

とりあえず午後のパーティーのために急いで帰るために早めにみんなとお別れをして仲間に時間がないと言われたので自家用ジェットを降りる寸前で着替えた。